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東京五輪代表待望の初スタメンでGK谷晃生が完封「湘南ベルマーレにも感謝」

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U-24日本代表GK谷晃生(湘南)

 U-24日本代表GK谷晃生(湘南)が東京五輪代表の守護神として初めて公式戦に先発し、完封勝利を飾った。

「五輪世代の代表に呼んでもらってはいたんですが、なかなか試合に絡むことができなかった。初めてスタメンで出るということで、自分のプレーを思い切ってやろうと思った。アグレッシブに自分の良さを出して、最後尾からしっかりと声をかけて統率すれば全然出来ると思ったので、自信を持ってやりました」

 五輪代表には初陣となった2017年12月のM-150杯からコンスタントに招集されていたが、チームの正守護神はGK大迫敬介(広島)。世代別代表の常連だった谷が、このチームでは初先発でゴールマウスを守った。

 日本が主導権を握り、攻め込む時間帯が続く中でも集中を切らさなかった。後半19分にはFWアドルフォ・ガイチに強烈なミドルシュートを打たれたが、冷静なファインセーブでアピール。「試合を重ねるにつれて、自分の中でいろんな状況をリーグ戦だったりで経験できているので、代表戦にもつなげられたのは経験値になったと思う」。DF陣と協力しながら強豪アルゼンチンを無失点に抑え、チームとして中2日でリベンジを達成した。

 出場機会を求めて、20年にG大阪から湘南へ期限付き移籍。昨季は25試合に出場すると、契約を延長した今季も定位置をつかんでいる。試合に出場し続ける中、本大会間近で踏み出した一歩。「今日こうやって(先発として)デビュー戦を迎えられたことは湘南ベルマーレにも感謝していますが、まだ始まったばかり。もっともっと自分を良くして、ここでも試合に出場できる機会を増やせるようにこれからもやっていきたい」と力を込めた。

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