beacon

なでしこ、約1年ぶり公式戦で7発完封勝利…南萌華の初ゴールで先制!! 岩渕真奈らが加点!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

約1年ぶり公式戦で白星を収めたなでしこジャパン

[4.8 国際親善試合 日本女子 7-0 パラグアイ女子 ユアスタ]

 なでしこジャパン(日本女子代表)は8日、国際親善試合を行い、ユアテックスタジアム仙台でパラグアイ女子代表と対戦。前半6分に先制したなでしこは、前半だけで3点をリードすると、後半も4点を加点して7-0の完封勝利を収めた。国際親善試合は11日にも行われ、国立競技場でパナマ女子代表と対戦する。

 20年3月に米国で開催された「2020 SheBelieves Cup」以来、約1年ぶりの公式戦に臨むなでしこは4-4-2のシステムを採用。GKに池田咲紀子、最終ラインは右からDF清水梨紗、DF宝田沙織、DF南萌華、DF鮫島彩を並べ、ドイツボランチにはMF中島依美とMF三浦成美を起用。右サイドハーフになでしこデビューとなるMF北村菜々美、左サイドハーフにMF杉田妃和、2トップにはFW岩渕真奈とFW菅澤優衣香を配置した。[スタメン&布陣はコチラ]

 FIFAランク47位のパラグアイに対し、10位の日本が序盤から攻勢を掛ける。前半2分に三浦の折り返しのこぼれに反応した杉田のシュートこそ相手GKの好セーブに阻まれたものの、同6分に先制に成功。右サイドの杉田が送ったクロスを岩渕が競り、こぼれ球を南が右足で蹴り込んでスコアを1-0とした。南にとって嬉しいなでしこ初ゴールとなった。

 その後もボールを保持して試合を進め、たとえボールを失っても素早い攻守の切り替えで攻撃権を奪い返し、パラグアイに攻撃の形を作らせずに試合を進める。前半26分には三浦のパスからPA内に走り込んだ岩渕が右足で押し込み、リードを2点差に広げる。さらに同36分には中島のFKを岩渕がすらすと、相手のオウンゴールを誘ってスコアは3-0となった。

 3-0のまま後半を迎えると、同7分、宝田、岩渕、三浦とつないだボールを最後は菅原が右足で蹴り込んで4点目。同18分には宝田のロングボールを相手GKとDFがお見合いすると、隙を見逃さなかった岩渕が流し込んでリードを5点差に広げる。

 後半21分には日本ベンチが動き、菅澤、岩渕、北村に代えてFW田中美南、FW籾木結花、なでしこデビューとなるFW浜田遥を投入。さらに同35分に三浦に代えてMF林穂之香、同40分には杉田に代えてなでしこデビューとなる18歳のMF木下桃香をピッチへと送り込んだ。

 その後、後半アディショナルタイムに籾木と田中が加点したなでしこは7-0の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)

「ゲキサカ」ショート動画

TOP