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プレミアでの2シーズン目終えた南野拓実「結果には満足していない」

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日本代表MF南野拓実

 プレミアリーグでの2年目を終えた。シーズン途中には移籍を経験した日本代表MF南野拓実(サウサンプトン)は、「充実したシーズンだったと思う」と振り返った。

 昨季途中にザルツブルクからリバプールに移籍し、プレミア制覇を経験。初年度はリーグ戦で無得点に終わったが、新シーズンとなった今季は20年12月19日の第14節クリスタル・パレス戦でプレミア初ゴールを記録した。21年2月に加入したサウサンプトンでも、デビュー戦となった同6日第23節ニューカッスル戦でいきなりゴールを奪ってみせた。

 2月20日第25節チェルシー戦でもネットを揺らし、存在感を示したものの、その後は思うように出場機会を伸ばせず。シーズン終盤には再びスタメンに名を連ねる機会が多くなったが、ゴールという結果は残せなかった。プレミアでの2年目はリバプールで9試合1得点、サウサンプトンで10試合2得点、計19試合3得点という結果でシーズンを終えた。

「移籍もあり、自分としては、すごくいろいろなことがあり、刺激があって充実したシーズンだったと思う」

 そう語る一方で「結果には満足していない」と話すと、「もっと攻撃の部分で、前を向いてゴールに向かうプレーや強引にシュートに行く部分を増やし、ゴールやアシストで結果を残していく必要がある」と今後に向けての課題を挙げた。

 しかし、A代表では3月30日モンゴル戦で先制点を奪い、W杯予選5試合連続ゴールを記録と“結果”を残し続けている。28日のミャンマー戦では6戦連発の期待も懸かるが、本人は「あまり考えていない」と答えると、「これまでどおりチームのためにプレーした上で、そういう部分が達成できたら嬉しいけど、チームの勝利に対しての気持ちの方が大きい」とまずはチームの勝利を最優先に考え、ピッチへと向かう。

(取材・文 折戸岳彦)
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