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CBでテストを受けて3失点、U-24日本代表DF橋岡大樹「勝ってやろうと思っていたが…」

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U-24日本代表DF橋岡大樹(シントトロイデン)

[6.3 チャリティーマッチ 日本代表 3-0 U-24日本代表 札幌ド]

 絶対に負けたくないという気持ちが空回りしたのか。0-3の完敗を喫したU-24日本代表DF橋岡大樹(シントトロイデン)は、「やる前から気合が入っていて、勝ってやろうと思っていたが0-3という結果になってしまった」と悔しさをあらわにした。異例の“兄弟マッチ”の開催が決まった時、「負けたくない」と闘志を燃やしていただけに、表情は厳しかった。

 オーバーエイジ枠として右SBを本職とするDF酒井宏樹が合流したことで、心にも尻にも火が付いて迎えた一戦だった。橋岡にこの日与えられたポジションはセンターバック。18枠しかない五輪メンバーに入るためには右SB以外の位置で結果を出すことが不可欠で、いわばテストのための起用。だが、消化不良に終わった。

 失点の時間帯も悪かった。前半の立ち上がり2分にセットプレーで先制点を与えたのは、個人のミスではないにせよ印象は良くない。これが本番ならわずか2分で最終結果に影響を与えるかもしれないような失点で、後半立ち上がりの7分に3点目を奪われたことも含めて課題が残った。

「入りの部分は集中しようと話していたし、集中していたつもり。だが、結果的に失点してしまっている。早い時間帯に点を入れられてしまうとサッカーが変わってしまう」と唇を噛む。

 ただ、収穫がなかったわけではなく、「球際は負けていなかった。球際やせめぎあいのところはできていた」とA代表を相手に手ごたえを感じた部分もある。一方、「足りないのはゴール前の最後の最後のところで体を張って当ててゴールを防ぐところ」と、短時間で改善点を整理していた。

 6月のU-24日本代表の試合はあと2つ。残りの試合でいまひとたびアピールに挑む。

(取材・文 矢内由美子)
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