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指揮官の頭をさらに悩ませられるか…U-24日本代表・横内監督「本当に難しい」

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U-24日本代表の横内昭展監督

 U-24日本代表の横内昭展監督が9日、オンラインでの取材に応じた。

 東京五輪本大会に向けて“最終選考”となる今回の合宿。5月31日に千葉県内でトレーニングを開始させたが、翌1日には急きょ開催が決まった日本代表戦に臨むために札幌へ。3日に札幌ドームで日本代表戦(●0-3)を行い、翌4日の午前中には福岡へ飛ぶ予定だったが、悪天候の影響を受けてフライトが遅延。福岡で行う予定だったトレーニングは、札幌で行われることになった。

 予期せぬ“アクシデント”も続いたが、5日に行われたU-24ガーナ代表戦では6-0の快勝。DF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)と初めて合流したオーバーエイジが存在感を示し、彼らに後方を支えられた東京五輪世代の選手たちが躍動した。

 合宿当初は、「オーバーエイジの選手はそうは思っていないだろうけど、U-24世代でオーバーエイジに初めて会う選手もいた。中には話しづらいような選手もいたと思う」と話したが、「この活動も長いので、お互いにコミュニケーションをとれて、それが練習、ピッチ上でも良い方向に向かっている」とオーバーエイジとの融合に手応えを得ている。

 チームは9日の練習をオフに変更。同日に福岡から、ジャマイカ戦(12日/豊田スタジアム)が行われる豊田へと移動する。

 “最終選考”で残された試合は、そのジャマイカ戦のみ。「今来てる選手はもちろん、この合宿に来れていない選手もいる。本当に皆がチームのために、ピッチ内外でよくやってくれているので、(選考は)本当に難しい」と語る指揮官の頭を、さらに悩ませるようなパフォーマンスを見せ付けたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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