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東京五輪は「世界を驚かせる大会に」…久保建英「出るからには勝つつもりで行く」

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U-24日本代表MF久保建英(レアル・マドリー)

 出るからには勝つつもりで行く――。約2週間後に東京五輪初戦・南アフリカ戦を迎えるU-24日本代表。MF久保建英(レアル・マドリー)が本大会への意気込みを改めて語った。

 前日に行われた静岡産業大との練習試合(○5-0)。先発した久保は左サイドからのグラウンダーのクロスで先制点となるオウンゴールを誘発すると、左足のキャノン砲を突き刺して2点目を奪取する。6月シリーズではU-24ガーナ戦、ジャマイカ戦で2試合連続ゴールを記録し、今合宿2日目のミニゲームでもネットを揺らすなど、結果を残し続けている。

 その後も積極的にボールに絡んで好機を生み出し、一度退いてから再びピッチに立つなど、十分な存在感を示した。しかし、本人は冷静に「自分やチームのコンディション面や、思ったよりも暑かったり、色々なことが確認できた」と語ると、「12日のホンジュラス戦が初戦でなくて改めて良かった」と続け、まだまだコンディションは上がっていくと感じているようだ。

 現在のチームは、ACLに出場しているMF三笘薫、DF旗手怜央(ともに川崎F)、DF瀬古歩夢(C大阪)が不在で、MF相馬勇紀(名古屋)も合流したばかり。だが、「メンバーが決まり、徐々にメンバーが増えている中で、近付いてきたなという気持ちもある」と徐々に気持ちも高まっており、「次はホンジュラス戦の準備」と12日に行われるU-24ホンジュラス戦に向けてコンディションを上げていこうとしている。

 自国開催の五輪。「出るからには勝つつもりで行くのはどの大会も変わらない」と力強く語ると、「ここでしっかり勝つことで、個の成長、アピールにもつながるし、チームの成長、日本サッカーの世界のアピールにもつながると思うので、いい意味で世界を驚かせるような大会にしたい」と意気込んだ。

 本大会まで約2週間。「ここからはすごくポジティブなムードが大事だと思う。しっかり前を向いていきたい」と一歩ずつ歩みを進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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