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「成長を感じたゴールだった」…日本の10番・堂安律が進化の“右足”2ゴール

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 U-24日本代表の10番MF堂安律がダメ押しゴール

[7.12 キリンチャレンジ杯 U-24日本 3-1 U-24ホンジュラス ヨドコウ]

 U-24日本代表の10番を付けるMF堂安律が躍動した。東京五輪初戦を10日後に控えたホンジュラス戦で2ゴール。「ここぞっていう時に決め切れる選手が必要。嗅覚を研ぎ澄ませて、ここが自分が頑張るところなのかどうか、勝負どころを考えないといけない」と自覚をにじませた。

 1-0で迎えた前半42分、鮮やかな連係からゴールを陥れた。左サイドからDF冨安健洋がグラウンダーのクロスを供給し、MF三好康児がスルー。ゴール前で相手DFを背負ったFW林大地が落とすと、堂安が利き足ではない右足で蹴り込んだ。「自分の課題である右足で決められたのは大きかった」。後半21分に1点差に詰め寄られたが、貴重なダメ押しゴールを挙げたのも10番だった。

 後半40分、MF遠藤航のパスで左サイドを駆け上がったMF相馬勇紀がグラウンダーのクロス。「航くんが出す1秒前くらいに、相馬くんが背後に抜け出しているのは見えて、先に僕はスプリントをスタートした。点で入れば、ディフェンスは分かっていても止められない」。走り込んだ堂安は体勢を崩しながらも右足で押し込み、勝利を決定づけた。

「右サイドで崩して右サイドからシュートまでいくのは少し難しい。逆に左サイドから攻略してくれそうなときには今日の2点目みたいに、最後怖いところに一発入ってやろうと思っている。あまり左サイドの仕掛けのところには入り込まず、最後で待つイメージをしている」

 利き足ではない右足で2ゴール。終盤の価値あるダメ押しゴールで試合を締め、フル出場で勝利に貢献。「85分(得点時間)にパワーを出せたっていうのは、自分でも驚くところ。成長を感じたゴールだった。あの時間帯に馬力のあるゴールを出せたのは自信になった」と、自らも進化を実感していた。

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