beacon

五輪前ラストマッチで白星…なでしこMF三浦成美「『行ってきます』という気持ちでやった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

なでしこジャパンMF三浦成美

[7.14 MS&ADカップ 日本女子 1-0 オーストラリア女子 サンガS]

 東京五輪本大会前のラストマッチ。1-0の勝利を収めて、確かな手応えを得た。なでしこジャパン(日本女子代表)MF三浦成美は「五輪に向けて良かったと思う」と振り返った。

 序盤はスピードとパワーで勝るオーストラリアの後手に回った。ボールを保持される展開となったが、徐々に対応。少しずつ敵陣にボールを運ぶ場面を増やしていった。

「久しぶりにスピードやパワーがある相手とやった中で、慣れるまでに少し時間がかかったけど、結果的に慣れたのは良かった」

 前半はスコアレスで折り返したものの、後半9分にFW岩渕真奈のPKで先制に成功。その後、生み出した好機は得点には結び付けられなかったが、オーストラリアの反撃も許さずに逃げ切り、1-0の完封勝利を収めた。

 手応えを得つつも、「欲を言えば、もっと点を取って内容的にも圧倒したかった。準備する時間は少ししかないので、五輪までにしっかり修正したい」と気を引き締め直した。

 この日は2584人の観客が集まった。五輪本大会では初戦と第2戦が行われる札幌ドームでの試合が無観客となり、「残念な気持ちもある」と話しつつ、「今日、自分たちは『行ってきます』という気持ちでやった。(五輪では)画面越しにでも伝えられるようなプレーを意識したい」と力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)
●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

TOP