本大会初戦まで1週間となった。U-24日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ)は「田中碧という価値を上げるチャンス」と静かに闘志を燃やしている。

　12日のU-24ホンジュラス代表では先発出場し、後半18分までプレー。「約1か月ぶりの試合だったので、多少なりともゲーム勘やコンディションのところは問題が出た感覚がある」。しかし、ポジティブな面も確認できた。

「感覚として、技術ミスは多少あったとしても、自分の中では判断のミスだったり、見えていないケースがなかった。それは試合をやっている中で、すごくポジティブに捉えています」

　東京五輪初戦・南アフリカ戦は22日に行われる。「やっぱり。出るからには勝ちたい。ここで結果を出すことが日本のサッカー、W杯にもつながると思うし、自分としても田中碧という選手の価値を上げるチャンスになる。チームの勝利、優勝することが一番だけど、自分の価値も上げていけるようにしたい」と意気込んだ。

(取材・文　折戸岳彦)

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