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堂安が豪快先制弾!! 後半は主力温存のU-24日本代表、優勝候補スペインとドロー

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先制点を決めたMF堂安律(PSV)が仲間の祝福を受ける

[7.17 キリンチャレンジ杯 U-24日本 1-1 U-24スペイン ノエスタ]

 U-24日本代表は17日、ノエビアスタジアム神戸で開催されたキリンチャレンジ杯でU-24スペインと対戦。前半42分にMF堂安律(PSV)の得点で日本が先制するが、後半33分にスペインに追い付かれて1-1のドローに終わった。日本は22日に五輪本大会初戦・南アフリカ戦を迎える。

 日本は4-2-3-1のシステムを採用し、GKは谷晃生(湘南)、4バックは右からDF酒井宏樹(浦和)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF旗手怜央(川崎F)。中盤はMF遠藤航(シュツットガルト)とMF板倉滉(マンチェスター・シティ)がドイスボランチを組む。2列目は右から堂安、MF久保建英(レアル・マドリー)、MF相馬勇紀(名古屋)。1トップにはFW林大地(鳥栖)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 対戦相手のU-24スペイン代表はU-21欧州選手権2019を制し、東京五輪にも出場。日本戦では、EURO2020に出場したGKウナイ・シモン、DFパウ・トーレス、FWダニ・オルモの3選手、オーバーエイジのFWマルコ・アセンシオ、MFダニ・セバージョス、MFミケル・メリノらがスターティングメンバ―に名を連ねた。

 序盤からスペインにボールを保持される展開となり、ボールを奪えずにジワジワと押し込まれる。前半15分にはFWマルコ・アセンシオのパスからFWラファ・ミルに強烈なシュートを放たれたものの、しっかり反応した谷が阻んだ。

 たとえボールを奪っても効果的な攻撃につなげられず、すぐさま攻撃権を奪い返されてしまう。パスをつなごうとも自陣で回収される場面が目立ち、最終ライン裏を狙ったロングボールも精度を欠いた。しかし、徐々に敵陣に運ぶ回数を増やすと、前半40分には遠藤のパスをPA内で受けた林が、相手を背負いながらもシュートに持ち込む。すると、同42分に日本が先制に成功。左サイドを突破した久保の折り返しに反応した堂安が左足の強烈なシュートを突き刺し、スコアを1-0とした。

 スペインに主導権を握られながらも1-0とリードして前半を折り返すと、日本は久保、相馬、板倉、相馬を除く7選手を変更。GKは大迫敬介(広島)、4バックは右からDF橋岡大樹(シントトロイデン)、DF瀬古歩夢(C大阪)、DF町田浩樹(鹿島)、旗手。中盤はMF田中碧(デュッセルドルフ)と板倉がドイスボランチを組む。2列目は右からMF三好康児(アントワープ)、久保、相馬。1トップにはFW前田大然(横浜FM)が入った。

 後半もスペインにボールを保持される展開は変わらないが、粘り強い対応でゴールを許さず。後半14分にはPA内でこぼれ球を拾われ、FWブライアン・ヒルに決定的なシュートを放たれたものの、距離を詰めた大迫の好セーブで危機を逃れた。同21分には久保に代え、負傷から復帰したFW上田綺世(鹿島)を投入。上田が1トップの位置に入り、前田が右サイドハーフ、三好がトップ下にポジションを移した。

 後半26分にはヒルのスルーパスに反応したFWミケル・オヤルサバルのシュートが枠を外れたが、同32分にスペインに同点に追い付かれる。左サイドを駆け上がったDFフアン・ミランダの折り返しをFWハビ・プアドが左足シュート。コース上にいたMFカルロス・ソレールに触れられてゴールを陥れられ、試合を振り出しに戻された。

 後半33分には相馬に代えてDF中山雄太(ズウォレ)を投入。中山を左SBが入り、旗手が左サイドハーフの位置に移った。その後、両チームに勝ち越しゴールは生まれずに1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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