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五輪初戦まで2日…森保監督「非常に良い準備をしてこれた」麻也「いよいよだなという気持ち」

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森保一監督と吉田麻也主将

 U-24日本代表の森保一監督とDF吉田麻也主将が20日、22日から始まる東京五輪グループリーグに向けて公式会見に出席し、意気込みを語った。

 ついに本大会初戦が2日後に迫った。対戦相手の南アフリカのチーム関係者から新型コロナ陽性者が判明し、多数の濃厚接触者が確認されたことが報じられた。試合が開催されるかは不透明な部分もあるが、指揮官は「メディア報道に惑わされることなく、落ち着いて良い準備をしてきてくれている」と語った。

「相手チームにコロナ陽性者が出て、試合の可否を含めて、懸念されることはたくさんあるが、我々現場の人間はまず自分たちが試合に向けて準備することに集中したい。あとは関係者の皆さんが、選手たちが安全に、安心してプレーできるように環境作りをしてくれると信じているので、自分たちのことに集中したい」

 17年12月のチーム立ち上げから約3年7か月。東京五輪前の6月シリーズからは吉田、DF酒井宏樹、MF遠藤航と3人のオーバーエイジが合流し、チーム作りは最終段階を迎えた。6月シリーズ、そして今月12日のU-24ホンジュラス戦では「ボールを握りながら試合を展開することができた」。そして、17日のU-24スペイン戦では「守備の時間を長く強いられる厳しい戦いをすることができた」。ボールを握る、ボールを握られる試合展開を経験できたことは「非常に良かった」と語ったように、チームにとって大きな経験となったようだ。

 3年7か月の集大成となる東京五輪。「これまで積み上げてきたものを共有しながら、一人ひとりが自分がやらなければいけないことを積み上げてくれた。ここまで非常に良い準備をしてこれたので、選手たちが思い切ってプレーできるように環境作りをしたいと思う」と力を込めた。

 また、会見に同席した吉田も「いよいよだなという気持ちだし、非常に楽しみにしています。ホームで準備できたのは、いろんな大会に過去出てきたが、こんなにも良い環境、良い状況で準備期間を過ごせたことはない。あと一日あるので、気を抜かずに試合まで集中して、良い準備を怠らないようにしたい」と万全の状態で初戦を迎えようとしている。

(取材・文 折戸岳彦)
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