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“Wエース”そろい踏み!! U-24日本代表が開幕2連勝…メキシコ撃破で決勝T進出へ大きく前進

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メキシコを下したU-24日本代表が2連勝を飾った

[7.25 東京五輪GL第2節 U-24日本 2-1 U-24メキシコ 埼玉]

 U-24日本代表は25日、埼玉スタジアムで開催された東京五輪グループリーグ第2節でU-24メキシコ代表と対戦。前半6分にMF久保建英(レアル・マドリー)の得点で先制すると、同12分にMF堂安律(PSV)の得点で突き放し、メキシコの反撃を1点に抑えて2-1の勝利を収めた。2連勝を飾った日本は28日の第3節でU-24フランス代表と対戦する。

 22日の初戦で南アフリカを1-0で下し、白星スタートを切った日本は同試合から先発1人を入れ替え。4-2-3-1のシステムを採用し、GKは谷晃生(湘南)、4バックは右からDF酒井宏樹(浦和)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF板倉滉(マンチェスター・シティ)、DF中山雄太(ズウォレ)。中盤はMF遠藤航(シュツットガルト)とMF田中碧(デュッセルドルフ)がドイスボランチを組む。2列目は右からMF堂安律(PSV)、MF久保建英(レアル・マドリー)、MF相馬勇紀(名古屋)。1トップにはFW林大地(鳥栖)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々の前半7分、いきなり日本が先制に成功する。酒井のパスから右サイドを駆け上がった堂安が折り返すと、走り込んだ久保が左足アウトサイドで流し込んでスコアを1-0とした。さらに同11分にはPA内に侵入した相馬がDFセサル・モンテスにファウルを受けると、VARが介入した結果、日本がPKを獲得。キッカーを務めた堂安がきっちり蹴り込んで、リードを2点差に広げた。

 その後もメキシコに攻撃の形を作らせず。最前線の林に2列目の選手が連動してプレッシャーをかける。自由を奪ってコースを限定させ、出されたパスに対し、後方の選手が相手に激しく寄せてボールを奪取。特に今季のブンデスリーガ・デュエル王となった遠藤の存在感は凄まじく、ボールを奪い取るだけでなく、フィジカルの強さと巧みな足技を生かして前線に運ぶなど攻守に貢献する。

 徐々にメキシコにボール保持率を高められ、自陣に押し込まれる展開となるが、吉田を中心とした守備陣が簡単にはPA内への侵入を許さず。2-0とリードしたまま、前半を折り返すことになった。

 2-0のまま後半を迎えると、同20分に日本ベンチが動き、相馬に代えてFW前田大然(横浜FM)をピッチへと送り込む。すると、同23分、後方からのパスで最終ライン裏に抜け出した堂安がDF ヨハン・バスケスのファウルを誘ってFKを獲得。このプレーでバスケスが一発退場となり、日本は数的優位に立つことになった。

 後半35分には堂安と林に代えてMF三笘薫(川崎F)とFW上田綺世(鹿島)を投入。その後、日本に追加点こそ生まれなかったものの、メキシコの反撃を後半40分のFWロベルト・アルバラドの直接FKによる1点に抑え、2-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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