beacon

負傷から復帰した守備の要…冨安健洋「僕も一緒に戦っている気持ちだった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-24日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)

[7.28 東京五輪GL第3節 U-24日本 4-0 U-24フランス 横浜国際]

 頼れる男が戻って来た。東京五輪世代ながらもA代表でレギュラーを張るDF冨安健洋(ボローニャ)。大会前に負傷して欠場が続いたが、グループリーグ第3節U-24フランス代表戦ではスターティングメンバ―に名を連ね、4-0の快勝に貢献した。

 チームに激震が走ったのは初戦の前日だった。冨安が左足首を負傷し、南アフリカ戦ではベンチ外に。その後、別メニュー調整が続き、第2節メキシコ戦でもベンチ外となったものの、第3節フランス戦で復帰して今大会初出場を果たした。

 A代表でもコンビを組むDF吉田麻也(サンプドリア)と息の合ったプレーを見せ、フランスの攻撃を完封。痛めたという左足からもパスを繰り出すなど、「まだ100パーセントではない」という状態ながらも、チームを4-0の快勝へと導いた。

「コンディションが良い状態で大会に臨めると思っていた中での怪我だったので、ショックは大きかった。でも、2試合、僕も一緒に戦っている気持ちだったし、今日はピッチに立って勝つことができて良かった」

 守備の要ともいうべき男の復帰は、チームに大きなプラスをもたらすだろう。森保一監督も「トップパフォーマンスじゃなかった選手たちが戻ってきてくれて、試合でも良いパフォーマンスを発揮してくれた。チームにとって、またさらに厚みが出て、これからの戦いに生きると思う」と試合後に語った。

(取材・文 折戸岳彦)
●東京オリンピック(東京五輪)特集ページ

TOP