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目標には届かずも…MF三好康児「最後は勝って終わりたい」

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U-24日本代表MF三好康児(アントワープ)

[8.3 東京五輪準決勝 U-24日本 0-1(延長)U-24スペイン 埼玉]

 目標の金メダルには届かなかった。当然、悔しさはある。だが、大会はここで終わりではない。U-24日本代表MF三好康児(アントワープ)は「最後は勝って終わりたい」と前を向こうとしていた。

 ベンチスタートとなった三好に出番が巡ってきたのは、0-0のまま迎えた延長戦からだった。スペインにボールを回される難しい展開。「守備の時間が長かったので守備の意識の部分、効果的に顔を出してボールを受けていくところは指示としてあった」と自らのタスクを遂行しようとした。

 しかし、延長後半10分、FWマルコ・アセンシオに試合の均衡を破る強烈な左足シュートを突き刺されてしまう。その後の反撃も実らずに0-1の完封負けを喫し、「決めるか決めないか、1点取るか取らないか、ゼロで抑えられるかどうか、そこの差だと思う」と唇を噛んだ。

「目標は金だったので、悔しいですね…」

 しかし、まだ大会は終わらない。中2日で行われる3位決定戦でメキシコと対戦する。「最後は勝って終わりたい。自分たちの集大成を見せ、銅メダルをとれるように全力を注ぎたい」と気持ちを切り替え、53年ぶりのメダル獲得を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)
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