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何が何でも勝ち、銅メダルを…FW前田大然「それしか考えていない」

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U-24日本代表FW前田大然(横浜FM)

 その視線は前だけを向いている。U-24日本代表FW前田大然(横浜FM)は「次の試合が大事」と、翌6日に行われる3位決定戦・U-24メキシコ代表戦への意気込みを示した。

 今大会は、ここまで1ゴール。グループリーグ第3節フランス戦の後半アディショナルタイムにチーム4点目となる得点を流し込んだ。しかし、この結果に本人は納得していない。サイドハーフとして起用されるなど、得点以外の部分を求められることもあるが、本人は「悔しい」と語った。

「チームを勝たせる得点を取りたいと思っていたので、それができていないのは悔しい」と唇を噛む。だが、「でも、今までの試合を振り返っても意味がないと思うので、次の試合のことしか考えいない」と気持ちを切り替えている。

 準決勝スペイン戦では延長戦の末に0-1で敗れ、目標としてきた金メダルには届かなかった。しかし、まだ1試合残されている。

「メダルを取る、取らないでは大きな違いがあると思うし、そこに懸ける思いはみんな強い。このメンバーでできるのは、あと1試合なので、何が何でも勝ちたい。それしか考えていない」

 3位決定戦でメキシコを下し、53年ぶりの銅メダルを獲得するために――。「明日の試合に向けて今日の練習が大事。良い準備をしたい」と最後の調整を進める。

(取材・文 折戸岳彦)
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