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森保監督「銅メダルへの気持ちが強い方が勝つ」…U-24日本代表、メキシコ戦に向けて最終調整

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明日3位決定戦メキシコ戦を迎えるU-24日本代表

 U-24日本代表は5日、翌6日に行われる東京五輪・3位決定戦U-24メキシコ代表戦に向けてトレーニングを行った。

 3日の準決勝スペイン戦では延長戦の末に0-1で敗れ、メキシコ戦に向けて気持ちを切り替える難しさもあっただろう。だが、グラウンドに姿を現した全22選手は練習前のリフティングゲームで笑顔を見せるなど、チームにはリラックスした雰囲気が漂っていた。

 報道陣には冒頭の15分間が公開され、ランニングや鳥かご、フィジカルトレーニングを行ったところで練習は非公開となった。

 前日にはDF吉田麻也(サンプドリア)が中心となり、選手ミーティングが開かれた。韓国に0-2で敗れてメダルを逃したロンドン五輪・3位決定戦の映像を使い、「同じ経験はしたくないという話をしてくれた」(FW前田大然)という。吉田自身も「僕も(酒井)宏樹もあの思いはしたくないし、若い選手にもしてほしくない」と語ったように、若い選手たちに熱い思いを伝えた。

 チームは同じ方向を向いて最後の一戦に臨もうとしている。勝てば53年ぶりの銅メダルを獲得。キャプテンは「最後勝って終わりたい」と意気込み、森保一監督も「銅メダルをつかみ取るという強い気持ちを持って試合に臨みたい。銅メダルへの気持ちが強い方が試合に勝つと思っている」と力を込めた。

 運命の一戦、3位決定戦は6日に埼玉スタジアムで開催され、20時キックオフ予定となっている。

(取材・文 折戸岳彦)
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