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8年ぶり最終予選に臨むGK権田「ブラジルW杯予選のチームと今は似ている」

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日本代表GK権田修一(清水)

 カタールW杯アジア最終予選のオマーン戦に臨む日本代表GK権田修一(清水)が30日、オンラインでメディア対応し、自身にとって8年ぶりのメンバー入りとなるアジア最終予選へ向けて「2次予選も最終予選も親善試合も、どの試合も失点しないのが自分のミッション。最終予選は相手のレベルが上がるので難しくなるかもしれないがミッションは同じ。特別なことはしない」と、まずはGKとしての役割に徹することを誓った。

 U-23日本代表として出場し、ベスト4入りした12年ロンドン五輪で守護神を務めた権田は、ザッケローニ監督が指揮を執った14年ブラジルW杯アジア最終予選でもメンバーに選ばれ続けた経験がある。一方、ハリルホジッチ監督が采配を振るった18年ロシアW杯アジア最終予選には招集されなかった。

 そのうえで権田が指摘したのは、ベスト8入りした東京五輪世代が多く入った今回の日本代表が、ブラジルW杯前のマインドと似ているということだ。

「ブラジルの予選では、皆が向上したい、上にいきたいという気持ちを持っていた。チームとして勝った先にW杯があり、W杯でもっとステップアップしていきたいという思いを持ちながら、個人の向上心をチームに還元していた」。

 もちろん、向上したいという気持ちは権田自身が32歳となった今も持ち続けていること。

「僕自身もまだまだ向上したいという意欲を持っているし、このチームには若くて向上意欲を持っている選手がたくさんいる。そこは大事にしながら、チームとして同じ方向を向くことが予選を戦ううえで重要。チームで出ていても代表では試合に出られる選手と出られない選手がいる。普段の雰囲気が大事になってくると思うので、そこは極力見ながらやっていきたい」。

 全体にも目くばせしながら向上心を持って最終予選を突き進んでいく心意気を強調していた。

(取材・文 矢内由美子)
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