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夏の移籍は実現せず…堂安律がPSV残留の胸中語る「行きたかったところもあった」

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日本代表MF堂安律(PSV)

 東京五輪で10番を背負ったMF堂安律(PSV)が日本代表で再出発だ。1日、オンライン取材に応じ、カタールW杯最終予選に向けて「僕にとって初の最終予選、今までとは緊張感が違う。しっかりと覚悟して初戦に臨みたい」と意気込みを語った。

 東京五輪を戦い終えたU-24日本代表から、A代表メンバーに6人が選出された。「五輪世代同士で話をしたわけではないですが、話さなくても全員が野心を持ってこの代表に来ていると思う」。惜しくもメダルには届かなかった東京五輪。10番を付けた堂安は第2戦メキシコ戦では1ゴール1アシストを記録した。過密日程の中で全6試合に出場したが、ベスト8以降は攻撃陣が苦しみ、課題を得た大会となった。

「チームを勝たせる、数字を出すこと。それがウインガー、アタッカーとして一番評価されることだと思う。そこは自分が五輪で得た課題。そこを出していければいいと思うし、五輪世代がこれから台頭してA代表のスタメンにどんどん入っていかないといけない。僕も責任を持ってますし、しっかりとアピールできるように試合に出て頑張りたいなと思います」

 昨季はPSVからビーレフェルトにレンタル移籍し、ブンデスリーガ全34試合に出場。5ゴール3アシストと攻撃をけん引し、チームの残留にも貢献した。ドイツでの評価を高めた堂安にはブンデスリーガの複数クラブが関心を示していたが、移籍市場は幕を閉じ、夏の移籍は実現しなかった。

 PSV残留が決まった現在の心境については「シンプルに答えると、決まったところで自分の力を出すのが選手として、プロとして一番しなくてはいけないこと。いろんな、自分の行きたかったところもありましたが、もう、しゃあないので(笑)今は所属先、日本代表のことを考えてプレーするように心掛けています」と率直に語った。

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