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ドーハで合流のMF守田「自分が入ってピリッとさせたい」

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オンライン取材に応じたMF守田英正(サンタクララ)

 もどかしい気持ちでオマーン戦の映像を見たようだ。

 所属クラブでの試合日程の関係で帰国が間に合わず、W杯アジア最終予選第2戦の中国戦が行われるカタール・ドーハで合流した日本代表MF守田英正(サンタクララ)が3日、投宿中のドーハのホテルでオンライン取材に対応。オマーン戦を見た感想を聞かれ、「ピッチコンディションが雨でやりづらそうだったのと、(フィジカル)コンディションなど問題が多々あったと思うが、自分たちがやりたいことを相手にさせてしまた。よくない試合だったと思う」と率直に言った。

「ホームで、最終予選の初戦で、期待値の大きい中で試合をするのはあらかじめわかっていたこと。(その中で)一人一人のやるべきタスクと仕事量が果たせていなかったと思う。見ていて普段ならありえないようなミス、してはいけないミスが見られた」

 そう断じたうえできっぱりと言った。

「自分が入ってピリッとさせたい。できると思う」

 所属のポルトガルリーグでは8月8日の開幕戦からここまでリーグ戦4試合を行い、守田は3試合にフル出場(1試合欠場)。チームとして開幕から3試合は白星がなかったが、直近の8月29日の試合で初勝利を収めた。欧州カンファレンスリーグでは8月19日のパルチザン戦で今季初ゴールも決めており、「得点でチームに貢献できたので良かった」と気持ちも調子も上昇中だ。

 自身の状態はすこぶる良い。だからこそ、日本代表の力になりたい。守田はそう考えている。

「初戦で負けたので次は絶対に勝たないといけない状況になった。自分が入って少しでも状況を良いものにしたい」

 厳しいアジア最終予選、しかもアウェイの戦いでは強い覚悟を持ってピッチに立つ選手が不可欠。

「僕はこれまでこういう緊張感を持った試合を代表で経験してこなかった。やっとそのステージでできるのでわくわくする。チームの結果にフォーカスして、早く(W杯出場を)決めたい」。眼光鋭くそう言った。

(取材・文 矢内由美子)●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

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