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吉田麻也は批判浴びる森保監督への信頼を強調「みこしを担ぎたいと思う監督」「数少ない1人」

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主将DF吉田麻也(サンプドリア)

 日本代表に合流した主将DF吉田麻也(サンプドリア)はミーティングや練習を経て、「雰囲気は非常に引き締まっている」とチームの“変化”を指摘した。

「そこがオマーン戦に欠けていたところ。これくらいの精神的な準備が最低限、スタンダードにならなきゃいけないと思うし、改善できているのはポジティブ」。そう語った主将は「僕がやらなければならないのはそこを律していくこと。今のところ問題ないが、引き続きやっていきたい」と表情を引き締めた。

 9月の最終予選初戦ではオマーンに0-1で敗戦。内容面でも後れをとり、対オマーン戦は13度目の対戦で初めて黒星を喫した。ネット上では森保一監督に批判が集中するなど厳しい目も向けられたが、吉田は「ひとつに、批判されない代表監督はいない。ドイツでもブラジルでもスペインでも批判される。森保監督も就任前からその覚悟はあったと思うし、今でも(覚悟を)持ってらっしゃると思う」と述べたうえで、指揮官への揺るぎない信頼を口にした。

「僕もいろんな監督とやってきましたけど、難しい監督がやっぱり多い。監督ってそういうものだと思うので。その中でも本気で選手のことを考えてくれる監督は僕のキャリアの中でも少なかった。その数少ない1人が森保監督だと思うし、選手ファーストでここまで考えてくれる監督はいないんじゃないかと思う」

 例として約1か月前、移籍手続きの関係でDF冨安健洋(アーセナル)のオマーン戦招集を森保監督が見合わせたことを挙げ、「個人のキャリアを重視して1試合をスキップさせるというのは、監督がなかなかできる決断じゃない。だからこそ、やっぱりみこしを担ぎたいなと思う監督であることは間違いないと思います」と断言した。

 日本は現在、1勝1敗の勝ち点3でグループ4位に位置しており、7日のサウジアラビア戦(ジッダ)、12日のオーストラリア戦(埼玉)は最終予選前半戦の山場となる。

「自分の代のチームでW杯を逃すわけにはいかないというプレッシャーはあるし、キャプテンである以上、責任は大きい」と吉田。サウジアラビアには2019年1月のアジア杯では勝利したが(○1-0)、ボール支配率23.7%と苦戦した難敵だけに、「日本があれだけアジアでボールを回される試合は他に記憶にないくらい。いい形で守備をはめれるようにしないといけない」と警戒を強めた。

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