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怒りの形相でスタンドに詰め寄った麻也「差別的なジェスチャーがあった」

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日本サポーターの声援に拍手で応えるDF吉田麻也

[10.7 W杯アジア最終予選 日本0-1サウジアラビア ジッダ]

 試合直後、フラッシュインタビューを受けるためにピッチサイドで待っていた日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)が、サウジアラビアのサポーターから受けた言動に怒りをあらわにしてスタンドに詰め寄り、日本サッカー協会(JFA)関係者に制止されるシーンがSNS上で拡散され、両国のサポーターの間で話題になっている。

 チーム宿舎に戻ってからオンライン取材に応じた吉田はこの場面について「差別的なジェスチャーがあった」と明らかにした。一度はフラッシュインタビューを受けるのもやめてロッカールームに戻ろうとしたというが、「もう一回冷静になって、フラッシュインタビューも選手の仕事の一部だと僕は捉えているので、勝ったときも負けたときもやると決めているし、落ち着いてもう一回行くことにした」という。

「彼ら(サウジアラビア)は耐え忍んで、一個のチャンスをモノにして勝ったので勝ちに値するし、それは素晴らしいことだと思うけど、受け入れられないものは受け入れられない。前回の予選のときもそうだったので、ちょっと許しがたいなと思った」

 そう語気を強めた吉田は「僕らはアジア杯で勝ってるし、前回の予選もホームでは勝っている。そのときも決して自分たちはリスペクトを欠いたことはないし、日本のファンも同じくリスペクトを欠いた行為はなかったんじゃないかと思うので非常に残念だった」と指摘。差別的なジェスチャーに関してはチームとも共有し、JFAを通じてアジアサッカー連盟(AFC)や国際サッカー連盟(FIFA)に報告する考えも示した。


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