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川崎F内定のU-22日本代表候補MF松井蓮之に託された腕章「自分がチームを引っ張っていかないと」

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U-22日本代表候補MF松井蓮之(法政大、川崎F内定)

[10.9 練習試合 U-22日本代表候補 2-1 U-20全日本大学選抜候補 Jヴィレッジスタジアム]

 U-22日本代表候補MF松井蓮之(法政大、川崎F内定)がキャプテンマークを巻いてプレーした。冨樫剛一監督から託された腕章。「試合前に冨樫さんからキャプテンと言われて驚いた反面、自分がチームを引っ張っていかないといけないのかなと思っています」と決意をにじませた。

「試合中に意識的にいろんな選手にコミュニケーションを取ったり、チームでやることを合わたりする中で、もっともっとチームを引っ張っていかないと、守備でも攻撃でも狙いを合わせるのは難しい。短い期間でしたが、いいものは吸収できた。また大学に帰って頑張っていきたいです」

 川崎F内定選手として注目を集める松井は運動量を活かした守備、球際の強さやボール奪取を持ち味とする。U-20全日本大学選抜候補との練習試合では4-3-3のアンカーの位置でプレー。強度の高い守備、切り替えでチームに落ち着きをもたらした。

 今回のU-22日本代表候補はベースとなるパリ五輪世代のチームに99年、00生まれの松井、SB山原怜音(筑波大、清水内定)、CB角田涼太朗(横浜FM)、MF郷家友太(神戸)の4人が加わり、“オーバーエージ”的な役割を担っている。

「本当にみんなが仲が良くて、自分たちが入っても声をかけてくれましたし、先輩、後輩という感じはなく、仲良くしてもらっています。自分も積極的に下の学年の人に話しかけて、いろいろな話をしながら、最初はいい雰囲気のチームだなというのは第一印象でした」

 1週間のトレーニングキャンプをきょう10日で打ち上げ、U-22日本代表候補は月末のU-23アジア杯予選で26日にカンボジア戦、28日に香港戦を戦う。「勝ちはしましたが、内容の部分では納得いかないことばかりだった。本戦まで時間がないですが、チームに帰って大学でいいものを磨きたい」と気を引き締めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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