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サウジ戦で最終予選デビューも…悔やむオナイウ阿道「FWは短い時間でも結果を出さないといけない」

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日本代表FWオナイウ阿道(トゥールーズ)

 日本代表FWオナイウ阿道(トゥールーズ)はカタールW杯アジア予選・サウジアラビア戦で最終予選デビューを果たしたものの、結果に絡む働きはできなかった。「FWはどんなに短い時間でも結果を出さないといけないし、そのために常にいい準備をしていかないといけない」。次の豪州戦では、たとえ途中出場という立場でも貪欲に得点を狙っていく構えだ。

 サウジアラビア戦では先制点を奪われた直後の後半28分、MF鎌田大地との交代で投入され、FW大迫勇也と2トップを組んだ。日程による準備期間の短さもあり、練習でも試していないぶっつけ本番のシステムだったというが、まずは同点に追いつくべく「ボールを握って攻撃の回数を増やすことと、ゴール前でサコくんといいポジションニングを取りながらシュートに行くこと」を狙っていた。

 それでも日本はボールポゼッションこそ改善されたものの、その後もなかなか有効打を繰り出せず。0-1のまま敗れ、早くも最終予選2敗目を喫した。オナイウは「勝つつもりで遠征に参加しているし、それができなかったことにチームとしても個人としても悔しい。時間は長くはなかったけど、チャンスはあったし、FWというポジションなら短い時間でも結果を出さないといけない」と悔やんだ。

 日本にとって次の豪州戦は“背水の陣”。もし勝ち点を落とせば、各組2位以内に与えられるW杯出場権獲得に黄信号が灯る。

「自分のプレーや関係性を意識しながらちゃんとプレーできれば絶対にゴールに近づけると思う。そこは練習しているしていないではなく、自分たち個人の能力もそうだし、チームとしての意識も合わせられるチームだと思う」。

 戦術練習に多くの時間を割けない中でも、周囲との連係にも手応えを見せたオナイウは「ホームで皆さんの前に戦えるということで、前回と違ってサポーターの方も入ってくれるし、パワーもいただきながら、勝ち点3を取ることに全員でフォーカスしていく」と力強く意気込みを語った。

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