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U-22日本代表の攻撃的SBが真価発揮へ…来季清水加入の筑波大DF山原怜音「得点を演出できたら」

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U-22日本代表SB山原怜音(筑波大、清水内定)

 U23アジアカップ予選に向けた合宿初日の練習を終え、U-22日本代表DF山原怜音(筑波大、清水内定)は「1か月ほど前には、この年代の代表チームに関わってこの大会に出るということはまったく想像ができていなかった」と明かしつつ、「選手として成長するチャンスが巡ってきた。この大会でしっかりと結果を残して日本の勝利に貢献したい」と意気込みを語った。

 U-22日本代表は26日にカンボジア代表、28日に香港代表と対戦する。相手に引いて守られる展開も予想されるが、「深い位置まで侵入して、相手の目線を変えながら得点を奪うことが大事になってくると思う。自分はサイドバックというポジションとして、クロスだったり、侵入してからのシュートやラストパスで得点を演出することができたら」とイメージを膨らませた。

 持ち前の攻撃力を武器に両サイドバック、両サイドハーフをこなす。キック精度に定評があり、ミドルシュートやFKからの得点力も魅力だ。今年3月の第35回デンソーカップチャレンジでは出場した全3試合で得点を挙げ、大会最優秀選手(MVP)に輝いた。清水加入が内定し、9月11日の第28節鳥栖戦で特別指定選手としてJ1デビューを果たしている。

 前回のU-22日本代表候補合宿では、2つの練習試合で右サイドバックを担った。6日の横浜FM戦では右サイドから鋭いクロスを供給し、チームの4点目をアシスト。「自分がサイドで起点となって、特にシュートにつながるようなチャンスを自分が演出したい、しなければならないというのが前回の合宿からの課題」と貪欲に語る。

 代表活動では筑波大同期DF角田涼太朗(横浜FM)との再会もあった。山原は「角田とまさかこの代表という場で再会してプレーするとは想像していなかった」と驚きをにじませながらも、「お互いの良さをお互いが知っている。同じピッチに立った時には、お互いに良いプレーを引き出しあえると思う」と指摘。チームメイトとして再びプレーする喜びをにじませた。

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