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最少得点での勝利に「全然満足していないが…」、遠藤航「勝ち点3をシンプルに評価したい」

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日本代表MF遠藤航

[11.11 W杯アジア最終予選 日本1-0ベトナム ハノイ]

 10月のオーストラリア戦に続く4-3-3の布陣。フル出場で1-0の勝利に貢献した不動のボランチ・MF遠藤航(シュツットガルト)は最低限の勝ち点3を評価しながらこう言った。

「全然満足していないが、とりあえず勝ち点3を取れたのは良かった。2点目が取れれば最高な展開だったと思うが、後ろはしっかり耐えてゼロに抑えられたので。そこはシンプルに評価したい」

 ポジションはオーストラリア戦に続くアンカー。「自分がボールを受ける回数は多くなかったが、アンカーはあまり動かずに真ん中に立っていればよいかなと思っていた」とシステムの特徴を生かした位置取りでのプレーに徹したようだ。

 ただ、最終スコアだけを見ると、伊東純也の幻の2点目こそあったものの得点は「1」のみ。引いて守るベトナムに対して3ボランチにしたことで「ボールを回すのには良いが、前に枚数をかけるという意味ではもったいないのかなと。押し込んだ時に最後に誰が(ゴール前へ)入っていくのか。3人の関係性でクロスに誰が入っていくのか」と、判断が難しかった様子だ。

 とはいえ今回は、目の前の試合に勝つという目的はもちろん、次のオマーン戦や本大会を見据えての3ボランチという考えもあったのかもしれない。「課題がまだまだある。次に向けて気持ちの準備も体の準備もしたい」とすぐにオマーン戦に気持ちを切り替えていた。

(取材・文 矢内由美子)
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