beacon

次節オマーン戦は出場停止に…2連勝に貢献したMF守田英正「切り替えてサポートしたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF守田英正

[11.11 W杯アジア最終予選 日本1-0ベトナム ハノイ]

 2試合連続の先発出場。そして、2連勝に貢献した。しかし、次戦オマーン戦は出場停止に。日本代表MF守田英正は「切り替えてサポートしたい」と語った。

 オマーンに0-1で敗れて黒星スタートとなった最終予選。第2節中国戦で初勝利を収めながらも、第3節サウジアラビア戦に敗れて崖っぷちに立たされた。そして、後がない状況で迎えた第4節オーストラリア戦。4-3-3にシステムが変更されると先発に抜擢され、後半40分までプレーして2-1の勝利に貢献すると、ベトナム戦でもスターティングメンバーに名を連ねた。

 合流前にはトラブルに見舞われた。チャーター便で他の欧州組と試合が行われるハノイ入りを目指していたが、給油地のロシアで約10時間の足止め。ベトナム入国が試合2日前の夜となり、前日練習のみの調整で本番を迎えた。コンディション的に厳しい面もあっただろうが、「前回のオーストラリア戦で良かった部分もあったと思う。僕ら選手は怪我をしようが、使いたいと言われたらもちろん出るし、そういう気持ちで全員がいる」とピッチへと向かった。

 オーストラリア戦同様、4-3-3のインサイドハーフの位置に入り、チームをコントロール。「(ベトナムが)ブロックを敷いて5-4-1みたいな形になると分かっていた。中にスペースを作ろうとしたら、幅を取ったり、相手を食い付かせるような立ち位置が必要だと思っていた」。最終ライン前まで引いて積極的にボールを呼び込み、リズムを生み出そうとしたが、「ボールも受けられるし、時間も作れるけどリズムが出なかった」と反省を口に。

 そして、ともに中盤を組んだMF遠藤航、MF田中碧とのバランスについて、「真ん中の3枚がお互いにプレースタイルが少し似ていて、補完しながらポジションをとれるので、攻守ともにカバーし合える」と手応えを感じつつ、課題もあると続けた。

「逆に、ここぞという時はターンして推進力を持ち、ファウルをもらいに行くプレーだったり、相手の前に入って行くプレーが必要。ボールを奪われないような持ち方だったり、パスの入れ方を3人ともにやっているのはアンバランスだし、力づくでこじ開けに行くプレーが必要だと思う」

 ベトナムを1-0で下し、きっちり勝ち点3を獲得。2連勝に大きく貢献した。しかし、自身は後半40分にMF柴崎岳のシュートのこぼれ球を詰めた際、相手GKへファウルを犯してしまい、今予選2枚目となるイエローカードが提示されて16日のオマーン戦は出場停止に。「累積でチームに迷惑をかけてしまうし、僕としては反省すべきところだけど、仕方ない部分でもあると思っている。(首位サウジアラビア、2位オーストラリアと)得失点差が開いているので、一つでも点を多く取ることは求められていること。悔しいけど、切り替えてサポートしたい」と今度はピッチ外からチームを支える。


●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP