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三笘→伊東でこじ開けた!! 苦戦続きの森保J、オマーンにリベンジ果たしW杯出場圏内2位浮上

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MF伊東純也

[11.16 W杯アジア最終予選 日本1-0オマーン マスカット]

 日本代表は16日、カタールW杯アジア最終予選第6戦でオマーン代表と対戦し、1-0で勝利した。後半36分、途中出場でA代表デビューを果たしたMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)のクロスからMF伊東純也(ゲンク)が決勝点。他会場で2位のオーストラリアが中国に引き分けたため、日本はW杯出場圏内の2位に浮上した。

 9月の最終予選初陣でオマーンに0-1で敗れた日本にとっては勝利が必要なリベンジマッチ。10月のオーストラリア戦から採用している4-3-3のシステムを3試合連続で使い、今月11日のベトナム戦(○1-0)からは出場停止のMF守田英正(サンタクララ)に代わってMF柴崎岳(レガネス)を起用した。

 GKは権田修一(清水)が務め、最終ラインは左からDF長友佑都(FC東京)、DF冨安健洋(アーセナル)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF山根視来(川崎F)。中盤はMF遠藤航(シュツットガルト)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、柴崎の3ボランチ。3トップもベトナム戦と変わらず、左からMF南野拓実(リバプール)、FW大迫勇也(神戸)、伊東が並んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は9月の同カード対戦に続き、日本がボールを保持しつつもオマーンが4-3-1-2のシステムで迎え撃つという構図。前半から吉田、冨安を中心としたディフェンスラインがボールを動かすが、なかなか前に出られない形が続いた。

 それでも前半15分、南野が左サイドの高い位置でボールを奪うと、田中が右サイドに展開し、伊東がつないだボールを柴崎がクロス。味方には合わなかったが、ようやく攻撃の形を作れた。さらに同16分、伊東のクロスボールが大迫のもとへ。しかし、ヘディングシュートは空振りに終わった。

 前半18分には日本がミスからピンチを招く。高い位置でインターセプトしたMFアルシャド・サイド・アルアラウィの強烈なロングシュートが襲いかかってきたが、ボールは大きく右上に外れた。

 前半23分には日本にビッグチャンス。田中のパスを受けた長友が左サイドの高い位置に侵入し、左足でクロスボールを送ると、大外の伊東の足元にピタリと合った。だが、伊東のシュートは歩幅が合わずに枠外。同30分にはオマーンのFWイサム・アブダラ・アルサビが左足首を痛め、FWハリド・ハリファ・アルハジリとの交代でピッチを退いた。

 そのまま0-0で迎えた後半、森保一監督はスタートから柴崎に代わって三笘を投入。システムを南野トップ下の4-2-3-1に変更した。三笘はこれがA代表デビュー。最終予選の大舞台で命運を託された。

 すると開始30秒、三笘は左サイドをドリブルで切り裂き、さっそく相手のファウルを誘ってFKを獲得。これを伊東がゴール前に蹴り込むと、こぼれ球から田中が惜しいミドルシュートを放った。さらに同4分、またも左サイドを突破した三笘の折り返しから遠藤が強烈なシュートを放ち、こぼれ球がゴール前へ。だが、詰めた大迫、南野のシュートはゴールにつながらなかった。

 後半11分、オマーンはアルアラウィが再び強烈なミドルシュートを狙ったが、ゴールマウスのわずかに左外。日本は同14分、中央での細かいパス回しから南野がペナルティエリア内で倒されるもファウルのホイッスルは鳴らされず、相手のカウンターは吉田が飛び出して阻んだ。

 日本は後半17分、南野と長友に代わってFW古橋亨梧(セルティック)とDF中山雄太(ズウォレ)を投入。古橋は最前線に入り、大迫はやや低い位置を取るようになった。同18分、左サイドでパスを受けた三笘がカットインシュートを狙うもシュートは大きく枠外。同23分には右サイドを崩されてピンチを招いたが、相手のクロスが大きく逸れて命拾いした。

 主導権を握り続けながらもゴールが遠い日本。それでも後半36分、途中出場の左サイドコンビがスコアを動かした。

 三笘のアウトサイドクロスは一旦相手に阻まれたが、これを中山が奪い返すと、フェイントからのスルーパスで三笘が再び突破。倒れ込みながらゴール前にクロスボールを送り、大外から飛び込んだ伊東がワンタッチで押し込んだ。伊東はベトナム戦に続いて2試合連続ゴール。またしても試合を大きく動かした。

 日本は後半37分、ゴールを決めた伊東に代わってFW浅野拓磨(ボーフム)を投入。そこからはボールを握られる時間が続いたが、しっかりとした守備ブロックを敷いて危険なシーンを作らせない。同43分には大迫に代わってMF原口元気(ウニオン・ベルリン)を入れ、落ち着いて時間を使った日本が辛くも勝ち点3を勝ち取った。

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