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途中出場でチームを活性化したFW古橋「まだまだ僕は未熟者」

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[11.16 W杯アジア最終予選 日本1-0オマーン マスカット]

 攻撃時には持ち味の動き出しで相手守備ラインの背後を狙って敵陣を揺さぶり、守備時にもしっかりとボールを追うなど、攻守においてチームを活性化させた。後半17分から途中出場したFW古橋亨梧(セルティック)は、「アウェイで連勝できてよかった」と胸をなでおろすように言った。

 トップ下のMF南野拓実と交代でピッチに入り、FW大迫勇也と組む2トップの一角としてプレーした。入った時には「まずは守備の方から入り、後ろの選手の負担を少しでもやわらげるように意識した。攻撃に関しては裏に抜けることと、ラインを下げることを意識した」と説明。「(前半)難しい展開になるというのはわかっていたので、後半に出るチャンスがあれば流れを変えたいと思っていた」と話した通り、日本に流れを引き寄せた。

 ただ、個人としては満足していないと強調する。「良い流れに持っていけたのは良かったが、FWとしてはシュートやアシストをもっと意識して出さないといけない」というのがその理由だ。所属のセルティックでゴールを量産している実力を、代表のピッチでどのように出していくかが課題ということになる。

 日本代表としてのこの1年については、「まだまだ僕は未熟者。もっとやらないといけない、クラブに戻ってしっかり結果を残し、がんばっていかないといけないと思えるような代表活動だった」と振り返った。

 年が明ければ1月下旬からW杯アジア最終予選の残り4試合が始まる。「どの試合も落とせない。残りの試合は全勝するつもり。短い時間でも出場した時に結果を残すことを意識したい」と表情を引き締めた。

(取材・文 矢内由美子)
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