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森保J、来年1月に国内組合宿実施へ! W杯最終予選前にテストマッチも開催方針

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 日本代表森保一監督が24日、報道陣のオンライン取材に応じ、来年1月のカタールW杯アジア最終予選前に親善試合を行う方針を明かした。国際Aマッチデー期間外となるため、招集選手はシーズンオフの国内組のみとなる見込み。森保監督は「長いシーズンを戦ってきているので、しっかり休養を入れてもらった後に招集できれば」と述べた。

 カタールW杯アジア最終予選は来年1月27日に第7節中国戦、同2月1日に第8節サウジアラビア戦が組まれている。いずれもホームでの開催となるが、FW大迫勇也(神戸)ら国内組はシーズンオフ。欧州組もウインターブレイク明けの再開直後となるため、コンディション面に大きな懸念がある。

 森保監督は次のシリーズに向けて「コンディション的に非常に難しい。9月の最終予選立ち上がりのような難しさがある」と調整の難しさを認めつつ、「一度苦い経験をしているので、与えられた条件の中でベストな状態を作って、必ずホームで勝利できるよう準備を進めていきたいと思っている」と意気込みを語った。

 J1リーグは12月4日に閉幕。その後は天皇杯準決勝が同12日、決勝が同19日に予定されており、国内組は順次シーズンオフに入る。指揮官はその後、ヨーロッパに渡って欧州組を視察する予定。「選手たちもウインターブレイクが入るので練習を見に行って個人的に話すのはなかなか難しいと思うが、試合を見るのと並行して可能な限り選手と個別に話したりできれば」と述べた。

 年末年始にシーズンが行われているのはイングランド、スペインのみ。MF南野拓実(リバプール)、DF冨安健洋(アーセナル)、MF柴崎岳(レガネス)といった現在の主力に加え、負傷からの復帰を目指すMF久保建英(マジョルカ)も視察予定にあるようだ。

 指揮官は「本人の調子を見て招集できるかは考えなければいけないし、彼が怪我で代表活動に参加できなかったということはあるが、これまで10月、11月と彼がいない間にも他の選手も非常に活躍してレベルアップしている選手もいる。全体を見極めて招集につなげていきたいと考えている」としつつ、「ただ彼の調子を見ることは可能であればしたいと思っている」と意向を述べた。

 またヨーロッパ視察後は国内組を招集して約1週間程度の合宿を行い、、テストマッチ1試合に臨めるよう日本協会と調整しているという。

 森保監督は「チームの活動として中国戦、サウジ戦の前に親善試合を1試合お願いしているところ。まだ正式には回答は聞いていないが、できれば1試合親善試合を組ませていただいて、IMD(国際マッチデーの期間)外なので海外組は難しいと思うが、国内組の選手たちに参加してもらって、トレーニングをする、試合をすることをできればということでお願いしている」と話した。

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