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U-15日本代表候補が2チーム編成して練習試合。第1試合はMF矢田龍之介ら奮闘も浦和ユースに0-2で敗れる

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U-15世代屈指のMF矢田龍之介(1FC川越水上公園)らが奮闘したものの、U-15日本代表候補は0-2で敗戦

[11.30 練習試合 U-15日本代表候補 0-2 浦和ユース 高円宮記念JFA夢フィールド]

 28日から高円宮記念JFA夢フィールド(千葉)で合宿中のU-15日本代表候補は合宿3日目の30日、2チームを編成してそれぞれが練習試合(45分ハーフ)を行った。第1試合では浦和レッズユース(埼玉)と対戦し、0-2で敗れている。

 23年U-17ワールドカップを目指す世代のU-15日本代表候補は4-5-1システム。GKはピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋U-18)、4バックは右SBがゲーム主将の松本遥翔(JFAアカデミー福島U-15WEST)でCBが田所莉旺(川崎F U-15)と大場章太郎(鳥栖U-15)、左SB柴田翔太郎(川崎F U-15)。中盤は継続的にU-16日本代表候補へ選出されている矢田龍之介(1FC川越水上公園)と今富輝也(神戸U-15)のダブルボランチ、右MF瀬山航生(浦和ユース)、左MF佐藤龍之介(FC東京U-15むさし)、トップ下が石山青空(新潟U-18)、そして1トップには徳田誉(鹿島つくばJrユース)が入り、ゲームをスタートした。

 対戦した浦和ユースは高校1、2年生に加え、MF松坂芽生(中3)らU-15世代の中学3年生3人が先発。U-15代表候補はその相手に苦戦を強いられた。10分、12分と同じ形の右CKからヘディングシュートを打たれると、16分には浦和ユースのFW照内利和(中3)に中盤を抜け出され、MF田上亜璃(2年)に連続の切り返しから左足シュートを決められてしまう。

 U-15代表候補はキープ力高い田上ら浦和ユースアタッカー陣からなかなかボールを奪い返すことができず、ズルズルと押し下げられてしまう。相手の強度の高さ、スピードにも苦戦。そして、仕掛けられるシーンが増えていた。それでも、U-15代表候補はゴール前でシュートブロックを連発するなど1点差のまま食らいつく。

 攻撃でも矢田が判断速く、正確にボールを動かすなど前へ。32分に徳田と今富をFW道脇豊(熊本Jrユース)、MF白須健斗(横浜FM Jrユース)へスイッチすると、36分には松本の右クロスから道脇が決定的なヘッドを放った。

 さらに左から中央へ入った佐藤が推進力を加えていたU-15代表候補は44分、ショートカウンターから佐藤が持ち上がり、白須が左足で狙う。失点を取り戻すべく前からプレッシャーを強めるU-15代表候補だったが、後半8分、浦和ユースのショートカウンターを受けると、FW志田出帆(1年)のラストパスを再び田上に決められ、0-2となった。

 合宿期間中の体力的にキツイ90分間ゲーム。それでも、U-15代表候補は田所が前半同様に声でチームを鼓舞し、苦しい時間帯で石山が運動量を増やすなど、各選手が挫けずに戦い続ける。瀬山と佐藤に代えて今富と徳田を再投入したU-15代表候補は、道脇が迫力のあると突破。また、石山のスルーパスから徳田が右足で狙い、矢田が右中間から放った左足ループがゴール左ポストをかすめる。だが、流れを変える1点を奪えないまま時間は経過し、試合終了。第1戦は0-2で敗れた。

(取材・文 吉田太郎)

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