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JFA田嶋会長が天皇杯等々力のコロナ陽性例に言及「払い戻しも含めて対応」→JFA訂正「払い戻しは行わない」

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田嶋幸三会長

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が17日、今月12日に等々力陸上競技場で行われた天皇杯準決勝・川崎フロンターレ大分トリニータ戦の観戦者1人から新型コロナウイルスの陽性判定が確認された事案に言及した。一時は19日の決勝戦を観戦できないファン・サポーターにチケットの払い戻しを検討していることを示唆したが、のちにJFAが発言を訂正。払い戻しは行われないことが決まった。

【最新情報】天皇杯決勝チケットで混乱…田嶋会長「払い戻しも含めて対応」→JFAが発言撤回「払い戻し行わない」

 田嶋会長は17日にオンラインで行われた日本代表各カテゴリのスケジュール発表会に出席。冒頭の挨拶で、天皇杯準決勝での感染事案について公の場で初めて言及した。

 田嶋会長は「残念ながら準決勝の試合の観戦者からコロナウイルスに感染した人が出てしまった。近くで観戦された人にはPCR検査を行うよう、東京都、神奈川県の保健所と協力しながらアナウンスしている」とした上で「多くの皆さんが安心して試合を観戦できるよう、感染対策をしっかりとしていきたい」とさらなる対応に意気込みを述べた。

 その上で「発熱等のある方には来場をご遠慮いただく」よう要請。今月19日には国立競技場で行われる浦和レッズ対大分トリニータの決勝戦が迫る中、「感染対策をしっかりした中で、どうしても観戦できない方には払い戻しも含めてしっかり対応したい」とチケットの払い戻し対応にも前向きな姿勢を示した。

 加えて「来年のスケジュールにも影響する可能性があるが、代表強化をしっかり続けて行えるよう支えていきたい。コロナ対策をより厳格にし、観客の皆さんにスタジアムに来て応援していただけるよう努力していきたい」と展望を語っていた。

 ところが一転、スケジュール発表会の終了後にJFAが田嶋会長の発言を訂正。当初のガイドラインどおり、払い戻しは行わない方針を示した。

※編注 JFA広報からの訂正があったため、記事を追記いたしました。天皇杯決勝チケットの払い戻しは行わないとのことです。(12/17 16:04)


(取材・文 竹内達也)●第101回天皇杯特集ページ

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