C大阪20歳DF西尾隆矢、初A代表で“対人”熱くアピール「吹き飛ばされるのがホンマに一番嫌い」
日本代表初招集のDF西尾隆矢(C大阪)が18日、合宿2日目のオンライン取材に対応し、自身の持ち味である対人守備を猛アピールした。「僕は相手に吹き飛ばされるのがサッカーでホンマに一番嫌い。逆に吹き飛ばすくらいのほうがいい」。今後も強度の高いトレーニングが続くとみられる中、FW大迫勇也(神戸)ら屈強な攻撃陣にも積極的に挑んでいく構えだ。
2001年生まれの西尾はパリ五輪での活躍が期待される世代屈指のセンターバック。昨季は同じくアカデミー出身のDF瀬古歩夢とともにC大阪でレギュラーを掴み、今回の国内組合宿でA代表初招集を果たした。
「最初はびっくりという気持ちが勝って、徐々に実感が湧いてきて、素直に嬉しいという気持ちが出てきた」。突然の抜擢だったが、気後れはなし。「選ばれたからには持ち味をアピールしつつ、いい選手がたくさんいるので先輩のいいところを練習から学んで吸収できれば」と意気込んでいる。
合宿初日の17日にはA代表で初めてのトレーニングに参加し、11vs11のハーフコートゲームなど高強度のメニューにもトライ。森保一監督からも「ビルドアップのボールの持ち出し方を教えてもらって、チャレンジしていくようにと言われた」といい、周囲からの刺激を受けながら成長へのモチベーションを高めているようだ。
もっとも、A代表の舞台でも絶対に負けたくないことがある。それは「一番自信を持っている」という対人だ。西尾は「当たり負けするかどうかのところは年齢差があっても負けたくない」というポリシーを持ち続け、ここまでのサッカーキャリアを積み上げてきたという。
「もともと小さい頃から身体はデカくて、他の子たちより強かった。ただ僕が対人を自信に持つようになったのはただただ当たり負けが嫌いで、吹き飛ばされるのが大嫌いだったから。それなら強くなって相手を吹き飛ばせるようになったほうがいいというシンプルな考え」
「小さい頃は自分が周りの子よりも背が大きくて体格もゴツかったけど、時々吹き飛ばされることもあった。小学校のコーチから『でかいなら負けんなよ』って言われて、僕の負けず嫌いに火がついて、接触する時は負けたくない気持ちが小学生からずっとあった」
そう語る西尾だが、身長180cmはセンターバックでいえば小柄なほう。しかし、早熟だった幼少期から自らの身体と向き合ってきた21歳は、生来の負けず嫌いも武器に、冷静に自らの戦い方を見極めてきたようだ。
転機となったのは高校1年時に訪れた成長期の終わりだった。「ドクターにも成長が止まりつつあるなと言われていた。身長が伸びるまで筋トレをゴリゴリやるなって言われていたけど、もう伸びないなら体づくりにシフトチェンジした方がいいなという気持ちの変化があった」。そう振り返った西尾は「そのままだと当たり負けしてしまう。同世代に勝つのは当たり前で、その上にも負けない体作りをしないといけないので筋トレをやるようになった」と明かした。
そうして積み上げてきた努力の先に、A代表という舞台が待っていた。今合宿では大迫、FW武藤嘉紀ら国内屈指のフィジカルを持つストライカー陣と対峙するチャンス。「僕は相手に吹き飛ばされるのがサッカーでホンマに一番嫌い。逆に吹き飛ばすくらいのほうがいい」。強い覚悟を胸にアピールしていくつもりだ。
(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
2001年生まれの西尾はパリ五輪での活躍が期待される世代屈指のセンターバック。昨季は同じくアカデミー出身のDF瀬古歩夢とともにC大阪でレギュラーを掴み、今回の国内組合宿でA代表初招集を果たした。
「最初はびっくりという気持ちが勝って、徐々に実感が湧いてきて、素直に嬉しいという気持ちが出てきた」。突然の抜擢だったが、気後れはなし。「選ばれたからには持ち味をアピールしつつ、いい選手がたくさんいるので先輩のいいところを練習から学んで吸収できれば」と意気込んでいる。
合宿初日の17日にはA代表で初めてのトレーニングに参加し、11vs11のハーフコートゲームなど高強度のメニューにもトライ。森保一監督からも「ビルドアップのボールの持ち出し方を教えてもらって、チャレンジしていくようにと言われた」といい、周囲からの刺激を受けながら成長へのモチベーションを高めているようだ。
もっとも、A代表の舞台でも絶対に負けたくないことがある。それは「一番自信を持っている」という対人だ。西尾は「当たり負けするかどうかのところは年齢差があっても負けたくない」というポリシーを持ち続け、ここまでのサッカーキャリアを積み上げてきたという。
「もともと小さい頃から身体はデカくて、他の子たちより強かった。ただ僕が対人を自信に持つようになったのはただただ当たり負けが嫌いで、吹き飛ばされるのが大嫌いだったから。それなら強くなって相手を吹き飛ばせるようになったほうがいいというシンプルな考え」
「小さい頃は自分が周りの子よりも背が大きくて体格もゴツかったけど、時々吹き飛ばされることもあった。小学校のコーチから『でかいなら負けんなよ』って言われて、僕の負けず嫌いに火がついて、接触する時は負けたくない気持ちが小学生からずっとあった」
そう語る西尾だが、身長180cmはセンターバックでいえば小柄なほう。しかし、早熟だった幼少期から自らの身体と向き合ってきた21歳は、生来の負けず嫌いも武器に、冷静に自らの戦い方を見極めてきたようだ。
転機となったのは高校1年時に訪れた成長期の終わりだった。「ドクターにも成長が止まりつつあるなと言われていた。身長が伸びるまで筋トレをゴリゴリやるなって言われていたけど、もう伸びないなら体づくりにシフトチェンジした方がいいなという気持ちの変化があった」。そう振り返った西尾は「そのままだと当たり負けしてしまう。同世代に勝つのは当たり前で、その上にも負けない体作りをしないといけないので筋トレをやるようになった」と明かした。
そうして積み上げてきた努力の先に、A代表という舞台が待っていた。今合宿では大迫、FW武藤嘉紀ら国内屈指のフィジカルを持つストライカー陣と対峙するチャンス。「僕は相手に吹き飛ばされるのがサッカーでホンマに一番嫌い。逆に吹き飛ばすくらいのほうがいい」。強い覚悟を胸にアピールしていくつもりだ。
(取材・文 竹内達也)
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