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“国内組限定”森保Jが3日連続ミニゲーム! 4-3-3で主力vsサブ組か…終了後には森保監督が荒木・松岡・アンリらに声かけ

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シュートを狙うMF荒木遼太郎(鹿島)

 国内組のみで編成されている日本代表は19日、千葉県内で合宿3日目のトレーニングを行った。初日から徐々にピッチを広げながら、3日間連続で11対11のミニゲームを実施。主力組とサブ組を分けたとみられる4-3-3の布陣で、激しいマッチアップが繰り広げられた。

 この日も招集メンバー19人とトレーニングパートナー(TP)3人の計22人全員が参加。ジョギングや鳥かごでウォーミングアップを行った後、コートを区切ってのメニューに入った。

 GKをゴールに見立てて両端に立たせるタッチ数制限付きのポゼッション練習ではピッチ内に9対9の布陣が組まれ、2人のフリーマンを設定。フリーマンはDF長友佑都(FC東京)が固定で、FW大迫勇也(神戸)とMF江坂任(浦和)が半分ずつ務めていた。トレーニングの指揮は横内昭展コーチがとったが、森保一監督が時折声をかけ、プレーの連続性や強度に高い基準を求めていた。

 続いて3対2でのシュート練習。2対1の局面からポスト役にボールを当てて攻撃をスタートさせ、素早くフィニッシュに持ち込む形を繰り返した。時間がかかった局面では横内コーチから「そこまで時間がかかるともっと何人も戻ってくるぞ」といった声がかかり、速攻につなげる意識が求められていた。

 最後はピッチの縦サイズを約90mに区切ったミニゲームを実施。1日目と2日目の基本布陣からメンバーがミックスされ、ビブス組には前線エリアでタッチ制限が設けられるなど、主力組とサブ組を分けたと想定される布陣となった。システムはともに4-3-3。主力組とみられるビブスなしの組では、MF脇坂泰斗(川崎F)のミドルシュート、MF相馬勇紀(名古屋)のクロスから大迫のヘッド、脇坂のクロスからMF江坂任(浦和)のボレーでゴールが生まれていた。

 森保監督はいったん円陣でトレーニングを締めた後、サブ組とみられる選手たちを集めて再び円陣を形成。この日のトレーニングを厳しい表情で振り返り、さらにMF荒木遼太郎(鹿島)、MF松岡大起(清水)、DFチェイス・アンリ(尚志高)に個別に声をかける姿も見られた。

 今回の合宿は20日にも通常練習を行った後、最終日の21日には大学生とのトレーニングマッチが組まれている。22日にはカタールW杯アジア最終予選2試合に向けたメンバー発表が予定されており、トレーニングマッチは生き残りをかけたアピールの場となる。

 ミニゲームの布陣は次のとおり。GKは権田修一(清水)と北川空(流通経済大/TP)が両チームでプレーした。

【ビブスなし】
    大迫勇也
相馬勇紀    武藤嘉紀
  江坂任 脇坂泰斗
     稲垣祥
長友佑都      酒井宏樹
  谷口彰悟  中谷進之介
      GK

【ビブスあり】
     上田綺世
荒木遼太郎    佐藤恵允(TP)
  渡辺皓太 鈴木唯人
     松岡大起
佐々木翔          山根視来
 チェイス・アンリ(TP) 西尾隆矢
       GK

(取材・文 竹内達也)
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