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なでしこジャパンMF成宮唯が好調2発!「“自分の良さ”抜け目ないところが発揮できた」

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なでしこジャパンMF成宮唯

 日本女子代表(なでしこジャパン)初選出から約3か月。MF成宮唯が早くも実力を存分に見せつけている。

 成宮は昨年10月になでしこジャパンに初招集されると、11月のオランダ遠征のメンバーにも選出。アイスランド戦(●0-2)で初出場を果たし、女子W杯予選も兼ねるアジアカップのメンバー23人に名を連ねた。

「私自身、なでしこジャパンとして臨む大会が初めて。今大会に臨むにあたって、何が何でもチームの結果に対して得点で貢献するという目標を持ってここに来た」

 成宮はこの強い言葉のとおり、21日のグループリーグ第1戦のミャンマー戦で途中出場から代表初ゴールを記録すると、24日に行われた第2戦のベトナム戦では先発出場し、2ゴールをマーク。前半38分、「相手の隙を逃さず」GKがファンブルしたボールに素早く反応し、待望の先制点を挙げると、後半13分には、相手選手がボールウォッチャーになる中、フリーとなりボレーシュートを沈めた。

 プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた成宮は自身の2得点に「自分の良さでもある抜け目ないところが発揮できた」と満足げな表情を浮かべ、「勝ち上がっていくにつれて相手も強くなっていく。そこで自分がどこまでできるかというところが、この先の自信に繋がると思う」と成長を楽しんでいる。

 成宮の活躍もあり日本は2連勝でグループ2位以上を確定させ、準々決勝進出を決めた。だが、あくまでも目標は首位通過。中2日で行われる韓国との試合で引き分け以上が条件だ。これまで、幾度となく熱戦を繰り広げてきた“ライバル”を相手に、離脱中のエースFW岩渕真奈の復帰が待たれる。

 岩渕は18日から新型コロナウイルス感染症の陽性判定により、ホテルの自室で隔離を余儀なくされているが、最短で25日に隔離が解除となる。ただ韓国戦での起用について、池田太監督は「メディカルスタッフと確認して判断したい」と話すにとどめている。

(取材・文 成田敏彬)
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