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久保建英が“FKキッカー待望論”を一蹴「そこまで簡単に入るものじゃない」

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日本代表のMF久保建英(マジョルカ)

 日本代表のMF久保建英(マジョルカ)が25日、カタールW杯アジア最終予選に向けた合宿中のオンライン取材に応じ、森保ジャパンに向けられているFKキッカー待望論に一石を投じた。

「FKって自分も蹴ることが多いのでわかるけど、すごく難しい。前回(コパ・デル・レイ)は入ったけど、本当にトップレベルのフリーキッカーでも年に何本も決められる人はそんなにいない。そこまで簡単に入るものじゃないとは世間の人、みんなが認識したほうがいいのかなと思う」。

 久保は今月15日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦のエスパニョール戦で、自身の直接FKから先制点をマーク。一方、森保ジャパンではFKからのゴールが2018年11月20日のキリンチャレンジカップ・キルギス戦(○4-0)でMF原口元気が決めた1本だけしかなく、久保のキックへの期待が高まっていた。

 それでも久保は「最近FKキッカーがいないいないという話があり、僕もそれを認識しているけど、そこまで簡単に出てくるものでもない」と一蹴。「実際に練習で何本も決めているような選手が試合になると決まらなかったり、壁だったり試合の雰囲気でも変わってくる。そんなにFKって入るものでもないと一回みんな認識したほうがいい。決めてみてあらためて難しさがわかった」と説いた。

 また中国戦でのセットプレーに期待をかける報道陣の質問にも「相手が引いてくるイコールセットプレーが多いというわけではない」と指摘。「どんな形でも点をとって勝てばいいスポーツなので、それがセットプレーでも流れの中でもできることをやるべき」と冷静に語った。

(取材・文 竹内達也)
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