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期待かかる板倉滉「自分がやってやる」吉田&冨安不在の緊急事態に決意

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日本代表DF板倉滉(シャルケ)

 日本代表の緊急事態に先発起用が期待されるのが、シャルケで活躍を続けるDF板倉滉だ。センターバックの主軸2人を負傷で欠く事態。ドイツで進化を遂げる24歳は「急にチャンスが来たときにチームを勝たせられる、そういう選手になりたいというよりは、ならないといけない」と決意をにじませた。

 今回は森保ジャパンのキャプテンDF吉田麻也(サンプドリア)が負傷のためメンバーから外れた。さらに23日、DF冨安健洋(アーセナル)が負傷のため代表不参加と発表された。27日中国戦、2月1日サウジアラビア戦とカタールW杯アジア最終予選2連戦に臨む日本代表は、不動のセンターバック2枚を欠く緊急事態に陥った。

「2人が不在の中でしっかり勝ち切ることが大事。チームの勝利しか考えていない」。必勝を誓う板倉は「もちろん、自分がやってやるという気持ちを持ってこの代表活動に来ています。勝ち点3を取って終わることが何よりも大事」と力を込めた。

 今回招集されているセンターバックは板倉のほか、DF谷口彰悟、DF植田直通、DF中谷進之介の4選手。「1対1で負けないところ、後ろからサッカーを作っていくところが自分の特長。自分の持っているものをすべて出すつもりだし、プレーどうこうよりは勝てばいい」。自身のアピールではなく、結果にこだわる構えを説いた。

 センターバック受難の有事に、板倉と谷口の“フロンターレコンビ”形成の可能性もある。「彰悟さんはフロンターレの時に一緒にやっていたのでよく知っています」としたうえで、「誰と組んでもコミュニケーションを取ってやるところは変わらない。誰と組んでも大丈夫」と強調。守備面はもちろん、セットプレーから武器のヘディングによる得点も期待される。「常に狙っています。点をとれたら最高ですね」と意気込んだ。

(取材・文 佐藤亜希子)
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