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女子アジア杯GS首位突破も…日韓戦ドローになでしこMF長谷川唯「満足はしていない」

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なでしこジャパンのMF長谷川唯

[1.27 女子アジア杯C組 日本 1-1 韓国]

 引き分けは最低限の結果。1位通過を決めた日本女子代表(なでしこジャパン)だが、イレブンに笑顔はなかった。「勝ちたかった試合なので満足はしていない」。MF長谷川唯もしっかり結果と向き合った。

 2列目の中央で先発出場した長谷川は、なでしこジャパンの攻撃をけん引。多彩なパスで試合をつくり、フィニッシャーとしても躍動したプレーは、大会関係者も高く評価するもので、試合後には今大会2度目のプレイヤー・オブ・マッチに選出された。

 開始30秒でFW植木理子のゴールによって試合を優位に進めたかに思えたなでしこだったが、後半に入ると一転。戦い方を変えてきた相手への対応で後手を踏み、押し込まれる時間帯が続いた。そして試合終了間際にはコーナーキックから同点弾を押し込まれ、ドローに持ち込まれてしまった。
 
「先制点を獲りたいという話をしていた中で、それが最初にできたことは良かった」と話した長谷川も、「(後半)相手がやり方を変えてきた中で、自分たちの左サイドが押し込まれシーンがあった。ゲームの中で修正できるシーンはもっとあったと思う」と反省。「そこを“伝える”だったり、“実行する力”が足りなくて45分間押され続けてしまった」と改善を誓う。

 次は大一番、勝てばワールドカップの出場権獲得となる準々決勝が30日にやってくる。長谷川も「プレーにまだ満足はできていない」と自身にもベクトルを向けると、「もっと良いプレーを目指して次も戦っていきたい」と力強く語った。

(取材・文 成田敏彬)
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