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守備での貢献だけでなく…前田大然「僕はゴールを取らないといけない」

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日本代表FW前田大然

 W杯アジア最終予選デビューを飾った。自慢のスピードを生かしたプレーを披露する場面もあった。チームも2-0の完封勝利を収めて勝ち点3を上積みしたが、日本代表FW前田大然(セルティック)は「あとはゴール」と貪欲な姿勢を示した。

 27日に埼玉スタジアムで開催されたカタールW杯アジア最終予選中国戦。ベンチスタートとなった前田は、1-0とリードして迎えた後半13分からピッチへと送り込まれ、W杯最終予選デビューを飾る。3トップの中央に入ると、猛烈なプレッシングで相手最終ライン、時には相手GKまでプレッシャーをかけて自由を奪い取った。

「前からスイッチを入れられた。前線から行ってボールを取れればチャンスになるし、取れなくても相手がロングボールを蹴って、セカンドを拾えればマイボールになる。取れても、取れなくても、前からのスイッチは大事」

 そう語ったように、守備面では持ち味を発揮した。そして、後半16分にはニアサイドに走り込み、相手の注意を引きつけたことでMF伊東純也の得点を“アシスト”。「中に走る自分の特長を出せた。そういう部分も自分は大事にしている」と一定の手応えを感じつつも、何よりも求めているゴールを奪えなかったことに悔しさを滲ませる。

「ゴールが取れなかったので、次という思いで切り替えている。何回も言うけど、僕はやっぱりゴールを取らないといけない。ゴールを取ってチームに貢献したい」

 翌1日にはグループ首位を走るサウジアラビアをホームに迎える。「中国よりも背後が空いていると思うので狙っていきたい」。先発出場だろうが、途中出場だろうが、ピッチに立てば貪欲にゴールという結果を追い求める。

(取材・文 折戸岳彦)
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