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セルティック旗手は3G2A、サンジロワーズ三笘は6G3A…森保監督は代表復帰の若手海外組に期待

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MF旗手怜央とMF三笘薫

 セルティックMF旗手怜央がカタールW杯アジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバーに招集された。旗手は昨年末の海外移籍後から初の選出。森保一監督が今回招集した理由を語った。

 順天堂大から川崎フロンターレに加入した旗手は、クラブでそのポリバレントさを開花させ、前線、中盤、サイドバックでも活躍。昨夏の東京五輪メンバーにも選出され、一試合の中で左インサイドハーフからサイドバックと位置を変えながら、複数ポジションで力を発揮した。川崎Fで連覇に貢献。シーズン終了後の21年12月31日にFW前田大然とともにセルティック加入が発表された。

 新天地スコットランドでも、旗手は早々に結果を残す。1月17日のリーグ戦第21節・ハイバーニアン戦で先発メンバー入りを果たすと、デビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に輝く。次節のハーツ戦では豪快なロングシュートで初ゴールをマークし、2月2日の第22節レンジャーズとの上位ダービーでは2ゴール1アシストで全得点を演出。ここまでリーグ戦3ゴール2アシストで首位奪還の立役者となっている。

 11月のアジア最終予選メンバーにも選出されていた旗手。その後の代表活動では、クラブでの活動を考慮されて招集されていなかった。森保監督は「以前の代表活動のときは、まだヨーロッパに慣れていないということで、招集を見送るということも考えていました」とその理由を語る。そして、今回招集に至った経緯を述べた。

「彼が川崎フロンターレからセルティックに移籍して、セルティックでどういう活動をしてきているのか、どういう変化を見せてきているのかということも、サッカーのピッチ上だけではなく、色んなところからコミュニケーションをとって見てきました。いまはサッカーの部分も、生活の部分も、日常生活のところも非常にスコットランドでの生活に慣れているということも確認できて、かつ、一番大切なところはプレーですので、プレーの部分もチームとしてフィットしてきている中、パフォーマンスを見て招集させてもらいました」

 旗手はセルティックでインサイドハーフとして活躍。森保監督も「一番いいポジションかなと思っています」と印象を語りつつ、「我々の代表活動の中においては、同じシステムだけでなく、そして同じポジションだけでなく、複数のポジションの起用も考えて招集をさせてもらっています」と、旗手のポリバレント性も生かすつもりであることも明かした。

 また、旗手とともに川崎Fや東京五輪メンバーとして活躍し、現在はベルギーのロイヤル・ユニオン・サンジロワーズでプレーするMF三笘薫も代表復帰を果たした。前回の招集は怪我のため見送り。指揮官は「まずは集合したときに元気に、そして自分の持てる力を最大限発揮できるという、彼のいいところを練習の中で見せてもらいたい」と再会を心待ちにしている。

 日本屈指のドリブラーは、ベルギーリーグでハットトリックを含む公式戦6ゴール3アシストを記録。森保監督は「いまクラブでもトップで出ることもありますけど、ウイングバックという攻撃も守備も関わらなければいけないポジションでやっていますので、成長している守備の部分であったり、インテンシティ高く戦えるところも見させてもらいながら、彼の武器である得点に絡める攻撃力を発揮してほしいと思っております」と成長した姿に期待を寄せた。

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