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ともに選手権優勝→即プロ、静岡学園vs青森山田の決勝以来の再会へ…U-21代表・松村優太が松木玖生の印象語る

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U-21日本代表に選出されたMF松村優太

 パリ五輪世代のU-21日本代表は23日開幕のドバイカップU-23に向け、20日から始動。鹿島アントラーズのMF松村優太がオンライン取材に答え、「同世代のレベルの高い選手たちの中で揉まれながらしっかりアピールしていきたい」と意気込みを語った。

 プロ3年目の松村は昨季の怪我に悩まされ、今季は19日のリーグ戦で初出場。突破力に秀でたドリブラーは、U-21日本代表選出に「正直驚いた」としつつ、「せっかく選ばれたので、同世代のレベルの高い選手たちの中で揉まれながらしっかりアピールしていきたいなと思います」と決意を新たにした。

 U-21日本代表は20日に千葉県内で練習を行った後、同日にドバイへ出発する。チームはひさびさの顔合わせ。その中でも、松村はMF松木玖生(FC東京)と初めて会話をしたという。

 松村は静岡学園高で3年生のときに、2019年度全国高校選手権で優勝。その決勝の相手には、当時青森山田高に所属していた1年生の松木もいた。奇しくも松木もその2年後の21年度選手権で優勝。選手権制覇から即プロ入りという同じルートを辿った2人が、年代別日本代表の場で再会した。

 松村は「会ったのが選手権以来だった」と語りつつ、その様子を明かす。「きょう初めて話して『お久しぶりです』と言われたんですけど、ピッチの印象と違って本当にいい子だなと思いました」と印象を語った。

「松木くんは僕と同じ状況でプロに入った。彼は開幕から先発で試合に出ていて、プロの厳しい世界の中でずっしり構えて、自分の特長を出している。同じ境遇でプロに入った身としてはすごいこと。すごくガツガツする子だと思っていたんですけど、しゃべったら普段は優しい感じで。まだプレーもしたことないので、そういうところは楽しみだなと思います」

 約3年ぶりとなる海外遠征には、やる気をみなぎらせる。「海外の選手とやるのも、海外の環境もそうですし、日本にいるときではなかなかできない経験ができる。得られるものはすべて持って帰っていきたい」。持ち味のドリブルを発揮し、松村はパリ五輪世代での台頭を目指していく。

(取材・文 石川祐介)
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