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[J-VILLAGE CUP U18]U-17代表FW小池直矢は「絶対に自分が決めて勝ちたい」の思い実らずU-17高校選抜に敗戦

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前半16分、U-17日本代表FW小池直矢(前橋育英高2年)がゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定

[3.20 J-VILLAGE CUP U18 U-17日本代表 0-2 U-17日本高校選抜 Jヴィレッジ]

 U-17日本代表の左FWとして先発した小池直矢(前橋育英高2年=ウイングスSC出身)は、1月の選手権後にU-17日本高校選抜の選考合宿、強化合宿に参加。この日は“古巣”との戦いだった。

「一緒にやっていた仲間と戦うとなって、絶対に負けたくないという気持ちで試合に入りました」と振り返る。ゴールへ向かう気持ちを強く持っていたFWは先制された後の前半16分、スルーパスで抜け出してゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドの判定。その後もボールが入れば仕掛けの姿勢を見せていたものの、なかなかその回数を増やすことができなかった。

「持ち味のドリブルというのは出し切れなかったですし、絶対に自分が決めて高校選抜に勝ちたいという気持ちがあったので、常に(ゴールを)狙っていたんですけれども、上手く得点につながらなかったというのは悔しかったです」

 絶対に勝ちたい相手だった高校選抜。対戦して感じたのは彼らの球際の強さや1対1でのチャレンジ、繋がりの良さ、そしてFW小林俊瑛(大津高2年)らの決定力だ。今回は敗戦。U-17高校選抜の選手たちとは試合後に「お互い『ここがよかったな』『ここはもっとこうした方が良いな』という話をしたり、これからプレミアリーグで当たるメンバーもいるのでそこらへんを話したりしました」。合宿や今回の対戦で競い合った仲間に、次は前橋育英で勝つ。

 小池は05年の早生まれとしてU-17日本代表に参加。「自分は早生まれの枠で入っているんですけれども、ここから一個上の代表(U-19)だったり、自分の代(U-18)にしっかり食い込んでいきたい。PA周りのアイディアや怖さというところで勝負していきたいと思っています」と意気込む。

 U-17高校選抜合宿では高さのあるヘッドでゴールを決めるなど身体能力の高さにも定評のある小池。今回のU-17代表の活動で、サイドで起点を作る動きや守備の切り替えの速さに手応えを感じているFWが、より強みを発揮してU-17代表からの個人昇格を果たす。

(取材・文 吉田太郎)

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