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シャルケで進化する板倉滉、大一番へ気合十分「オーストラリアで決めてやるぞ」

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日本代表DF板倉滉(シャルケ)が軽めの調整

 運命のオーストラリア戦に向けて、21日に現地入りした日本代表DF板倉滉(シャルケ)がオンライン取材に対応した。勝てば7大会連続7度目のワールドカップ出場が決まるアジア最終予選の大一番。「この代表に向けて普段からチームでもやってきた。今回、オーストラリアで決めてやるぞという気持ちで来ている。みんなで良い準備をして、良い状態で臨みたい」と気合十分に語った。

 19日にブンデスリーガ2部のリーグ戦を終えると、約24時間の長距離移動を経てシドニー入りし、軽めの調整で汗を流した。シャルケでは不動のレギュラーを張る板倉。直前のハノーファー戦ではCKの流れから左足で蹴り込み、3か月ぶりとなる今季3点目を記録した。攻守両面で成長を遂げる25歳は森保ジャパンでその力を発揮する意気込みだ。

「フローニンゲンのときからそうですが、(所属チームでは)ヨーロッパの選手が相手で、対戦する選手が自分よりでかい相手が多い。そういう相手と日頃から対峙できているのは自分の中でプラスになっている。オーストラリア相手でも生かせると思う」。前回は吉田麻也、冨安健洋のCBコンビを欠く緊急事態だったが、板倉はともに最終予選初出場となったDF谷口彰悟とのコンビで躍動した。

 今回も冨安を欠く中、オーストラリア戦では吉田の“相棒争い”が注目される。東京五輪でコンビを組んだ経験もあり、「隣にいてすごく頼り甲斐のある選手。自分もそういう風になっていかないといけない」と強調。「彰悟さんとやるにしろ、ナオくん(植田直通)、麻也くんとやるにしろ、どの選手と組むにしてもコミュニケーションをとりながらやっていくことがすべて」とイメージを膨らませた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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