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勝利を目指しつつ引き分けも頭に入れる守田「負けることが一番許されない」

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オンライン取材に応じるMF守田英正

 前日21日夜にシドニー入りした日本代表MF守田英正(サンタクララ)が一夜明けた22日午前、オンラインで報道陣の取材に応じた。勝てば7大会連続のW杯出場が決まる24日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦に向け、「得点やアシストで貢献したいし、そういうポジションだと思うので狙っていきたい」と強い決意を述べた。

「(得点を)決めたいし、アシストしたいし、それが一番目に見える結果でチームを助けることになる。それ以外のことは当たり前にこなして、そのうえで数字にこだわれれば最高なので、そういうところを目指していきたい」

 最終予選1勝2敗という崖っ縁の状況で迎えた昨年10月12日のオーストラリア戦で森保ジャパンは初めてスタートから4-3-3の新システムを採用。2-1で競り勝ち、W杯出場権争いに踏みとどまった。守田もそのオーストラリア戦で最終予選初先発を果たし、それ以降は出場停止だった昨年11月16日のオマーン戦(○1-0)を除けば4試合連続先発中。チームも4-3-3の新システムが定着し、無傷の5連勝でW杯出場に王手をかけた。

「最終予選の入り方は少し悪かったけど、下を向かずにチームとして方向性を定めて来れている。その結果、ここまで来ていると思うし、雰囲気はすごくいい」。巻き返しのきっかけとなったオーストラリアとの再戦だが、今度は相手も日本の4-3-3を十分に研究して臨んでくる。

「前回と違って、真ん中の3枚にマンツーマン気味に当ててくることも考えられる。相手はこないだ(前回のオーストラリア戦)の後半、短くつなぐことを少しやめて、長めにボールを放り込んできた。セカンドボールを拾ってリズムを作られたし、守備の構築は前回以上にしないといけない。どこまで引いたらどこまで付いてくるかとか、そういう駆け引きで相手を上回れれば問題ないと思う」

 勝てばW杯出場が決まる日本は引き分けでもオーストラリアとの勝ち点差3をキープして最終戦を迎えることができるが、負ければ得失点差で3位に転落する。オーストラリアからすれば絶対に勝たなければならない一戦。試合展開によっては、なりふり構わずゴールを狙ってくる可能性もある。

「勝つことができればW杯出場が決まる。もちろん勝ちに行くけど、どういった試合展開になるか分からないし、負けることが一番許されない。引き分けも最悪、考えないといけないし、勝ちに行く前提で最後は賢く戦い方を変えないといけない」。同点で試合も終盤に入った場合など、チームとしての方向性、選手間の意思統一が重要になるだけにピッチで舵取りを担う守田の役割も大きくなりそうだ。

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