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準備期間はわずか、前日練習のみで“大一番”へ…南野「明日絶対に勝利して、出場を勝ち取りたい」

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日本代表FW南野拓実

 勝てばカタールW杯出場が決まる大一番。翌24日にアジア最終予選オーストラリア戦を控える日本代表FW南野拓実(リバプール)がオンライン取材に応じ、「明日は何が何でも勝たないといけない」と意気込みを示した。

 20日に所属するリバプールで試合に出場し、日本代表に合流したのは22日の夕方。24日にオーストラリア戦を迎えることもあり、練習をこなすのは23日の一日のみとなる。長距離移動での疲労もあるだろうし、準備する時間も限られるものの、「練習で明日の試合のイメージをしっかり共有することが重要。時間はないけど、やれることを精一杯やるだけ」と視線を前へと向けている。

 今回の活動では、これまで攻撃の軸を担ってきたFW大迫勇也が不参加。そして、FW前田大然やDF酒井宏樹も不参加に。当然、チームにとって大きな痛手となるが、「サコくん(大迫)はこのチームにとって、重要な選手の一人。他にも抜けている選手はいるけど、その中でも僕たちはやらないといけない」と気丈に語り、「自分はどこのポジションで出場するか分からないけど、自分が出たポジションでチームに貢献したい」と覚悟を語った。

「選手にとって特別」と語るW杯の舞台。その舞台が、あと一歩のところまで迫っている。「自分にとっても、小さい頃から出場したいと思っていた舞台。W杯に向けてプレーさせてもらっている中で、その気持ちも強くなってきた。だからこそ明日絶対に勝利して、出場を勝ち取りたい」。

 厳しいスケジュールでの活動も、主力の不参加も言い訳にはしない。「何よりもチームの勝利のために」――。大一番を制して“夢舞台”への切符を手にするためにも、今は「やれることを精一杯やるだけ」だ。

(取材・文 折戸岳彦)
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