beacon

後半39分から出場…そこから驚異の2発!! 7大会連続W杯へ導いた三笘「全部出し切りました」

このエントリーをはてなブックマークに追加

2ゴールを叩き込んだMF三笘薫が仲間と喜びを分かち合う

[3.24 W杯最終予選 日本2-0オーストラリア シドニー]

 “ジョーカー”が大仕事をやってのけた。日本代表を7大会連続のW杯出場へと導いたのはMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)だった。

 ベンチスタートとなった三笘に出番が巡ってきたのは0-0で迎えた後半39分。与えられた時間はわずかに6分だった。森保一監督からの指示は「点決めてこい」――。そして、限られた時間の中で、伝説に残るような2ゴールを叩き込んだ。

 まずは後半44分。右サイドでDF山根視来}がボールを持つと、逆サイドで感じた。「ゴール前に行くしかないと思っていたし、ミキ君がボールを持った瞬間、フロンターレ時代からあそこからマイナスに来ると思っていた」。MF守田英正とのパス交換でPA内に侵入した山根が粘ってマイナスのボールを送ると、走り込んだ三笘が右足で合わせてネットを揺らした。

 残り1分で生まれた先制点。得点が決まったことを確認した三笘は、「覚えてないけど、自然とベンチに行った」とベンチへと向かい、チームメイトと喜びを分かち合う。

 さらに後半アディショナルタイム、再び魅せる。左サイドでボールを呼び込むと、「サイドで時間を作ろうか迷った」ものの、「力も余っていたし、一人崩せば侵入できるスペースがあったので行くしかないと思って判断した」と対面する相手との駆け引きを制して縦へと抜け出す。PA内に侵入すると、右足でフィニッシュ。相手GKの手を弾いたボールはゴールマウスに吸い込まれ、ダメ押しとなるゴールが生まれた。

「0-0で行くしかないと思ったので全部出し切りました」

 試合は2-0で終了。自身の2ゴールが日本の7大会連続のW杯出場へ導くこととなり、歓喜を爆発させた。

●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ

TOP