beacon

森保J、ベトナム戦でGK谷晃生をフィールドプレーヤー登録…その理由は?

このエントリーをはてなブックマークに追加

GK谷晃生(湘南)

 日本代表はカタールW杯アジア最終予選最終節のベトナム戦(埼玉)で、GK谷晃生(湘南)を異例のフィールドプレーヤー登録とした。日本サッカー協会(JFA)の広報スタッフによると、アジアサッカー連盟(AFC)の規定でGK登録は3人までしか認められておらず、帯同メンバー23人全員をベンチ入りさせるための措置だという。

 日本代表では24日に敵地でオーストラリア戦を終えた後、DF板倉滉(シャルケ)とMF遠藤航(シュツットガルト)がコンディション調整のためチームを離脱。DF中谷進之介(名古屋)も27日以降のトレーニングに参加しておらず、現状フィールドプレーヤー19人、GK4人の計23人での活動となっている。

 ベンチ入り上限は23人のため、人数面では全員のベンチ入りが可能。しかし、AFCのレギュレーションでGKは原則3人の登録が義務付けられているため、1人をフィールドプレーヤーとする必要があった。発表されたメンバーリストでは谷のポジション欄に「FP」(フィールドプレーヤー)と記されている。

 JFAの広報スタッフによると、試合前には森保一監督がベトナムのパク・ハンソ監督に事情を伝達。GKのフィールドプレーヤー登録は対戦相手へのリスペクトに欠ける行為だと受け取られかねないが、その誤解を事前に回避したという。なお、谷はフィールドプレーヤー用のユニフォームを与えられ、背番号は4番を着ける。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ

TOP