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日本vsベトナム 試合後の森保一監督会見要旨

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[3.29 W杯最終予選 日本1-1ベトナム 埼玉]

 日本代表は29日、カタールW杯アジア最終予選の第10戦でベトナム代表と対戦し、1-1で引き分けた。森保一監督が試合後、オンラインを通じて公式会見を行った。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

●森保一監督
——先発を9人入れ替えて臨んだ。競争心にあふれていた選手たちだったが、裏目に出た部分もあると思う。先発の入れ替えを試して、どう見ていたか。
「練習から選手たちが意欲的に試合に向けて準備してくれていた。今日の試合の中でも自分の良さを発揮する部分、チームで機能する部分でも、積極的にプレーしてくれていたが、なかなかお互いのプレーのイメージを合わせることができなかった。難しい状況が続いた。また後半に入ってこれまでスタートで出ていた選手が試合の中で違いを見せてくれたと思っている。練習時間が短い中、全てを評価することが難しいので、まずは選手たちの姿勢の部分で、やってやろうという気持ちで準備してくれたと前向きに捉えたい」

——失点シーンはファーのマークを2人が見るような形になったが、マークの整理を振り返ってどう捉えているか。
「マークの整理自体は問題なかったと思う。ただ相手がわれわれに合わせた陣形を組んできて、彼らがデザインされたものを出してきたと思うが、対応能力という点で反省を活かし、相手がどういう形で来ても、マークを外すことなくついていけるような対策をしないといけない」

——今日の試合で得た教訓は。
「まずはもっとチーム全体で誰が出ても相手にスキを突かれないように。やろうとすることを発揮できるようスムーズに選手層を広げ、レベルアップしないといけない。スタートから出た選手は最終予選で出場機会がない中、チームのために働き、短い時間で頑張ってくれていたが、そこでチームとして機能する部分においては難しい部分があったと思う。トレーニングする時間がなかったが、もっと絵を合わせていけるように準備していかないといけない。6月から親善試合をやって、もう一度選手層の底上げをしていきたい」

——現在の心境は。
「将来というか目標を見据えつつ、一戦一戦で勝利を目指して、全力を尽くすというところ、今回ワールドカップ出場が決まって、そのあと最善の準備をしたと思っているが、まだまだ勝つためにやれることはある。目標や先があるから目の前の一戦で力を出せないことがないよう、選手たちにも働きかけていきたい」

——交代枠を使うのが早かったが、これまで長くプレーしてきた選手に出場機会を与えたかったのか、それとも試合展開に応じて代えたのか。
「後者のほうで、勝つために交代カードを切った。」

——E-1選手権を含めて新しい選手を入れていきたいか。
「新しい選手を入れることありきではないが、選手たちの日常をしっかりとスタッフ全体でチェックをしながら、力のある選手、状態の良い選手を選んでいきたい。クラブでの選手の様子を評価して招集につなげるところと、総合的に見てこれまでの活動を踏まえてという部分を総合的に評価していきたい。あらためて選手たちに競争を煽るつもりはないが、競争は当たり前の世界。常に所属チームのために勝たせる存在であってほしいし、存在感を発揮してほしい。また選手だけでなく、私自身が自然とW杯に向かっていける覚悟を持たないといけない。自分自身も一戦一戦、道が続くのか、そこで途絶えるのかという覚悟を持っていかないといけない」

——ポット2ではなくポット3に入ることがほぼ確実だと思うが、本大会に向けての覚悟は。
「ポットの部分において有利になるということも考えられるかもしれないが、W杯に出てくるチームは全て強豪だと思うし、ベスト8以上の結果を掴み取る部分においてはポットが結果を保証してくれるものではない。常にわれわれもレベルアップすること、どんな強豪と戦ってもわれわれが勝利に結びつけられるようにということを考えて強化をしていきたい」

——後半にシステムを変えたが、前半のどこに問題を感じ、何を期待していたのか。
「前半も特に悪いというか、システム上で何か問題があってうまくいっていないというふうには捉えていなかったが、後半ダブルボランチにして4-2-3-1に変えた中で、バランス的に後ろを安定させて、サイド攻撃で右は伊東(純也)、左は三笘薫ということで、起点になるところのダブルボランチからサポートに行けるように、攻撃力を上げるためにということを考えた。建英には右サイドから中央に移って、相手のライン間に入ってもらいながら攻撃に絡んでもらう、チャンスを作ってもらうことを考えて形を変えた」

——守田英正と田中碧を入れてどんな指示をしたか。ボールが回るようになった。
「指示はコーチも出してくれているし、私からの部分では守から攻、左から右、右から左という部分でつないで、ビルドアップでより多くプレーに絡む部分をしてほしかった。攻撃でも前線に絡んでいってほしいとボランチの選手たちには伝えた」

——前回のベトナム戦に比べて、今日のベトナムはどう評価しているか。
「ベトナムが先制することができて、より彼らが持っている守備の粘り強さが出ていたと思う。ただ評価は非常に難しく、データを見てみるとベトナムはシュート1本で取っていること。それもCKで。前回はわれわれが勝ったが、シュートが7本くらいあった。そういった意味でどう評価していいかは難しい。彼らが持っている粘り強く戦う部分では、自信を持って戦ってきていたと思う。チーム作りの継続性が今日の試合に出たのではないか」

——ベトナムは全ての試合でディフェンシブだったが、この試合で驚くことはあったか。
「驚くことは特になかった。予想していた展開だったと思う。ベトナムの守備の強固さがあり、われわれがより2点目、3点目を取りに行くことができなかった。われわれの攻撃に対応するベトナムの選手たちの対応力はアジリティ能力もあり、強さもあり、非常に素晴らしかった」

(取材・文 竹内達也)
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