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ブラジル戦控える6月は約30人招集へ!! 森保監督が新戦力抜擢予告「何人かは最終予選に招集しなかった選手を」負傷明けDF冨安も復帰見込み

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DF冨安健洋(アーセナル)が復帰へ

 日本代表森保一監督が28日、報道陣のオンライン取材に応じ、6月シリーズの4試合で30人程度を招集する方針だと明かした。「何人かは最終予選に招集していなかった選手を見てみたい」と述べ、新戦力の抜擢を行う構えも見せた。

 6月の日本代表活動は、通常よりも2試合多い“拡大Aマッチウィーク”。森保ジャパンはキリンチャレンジカップのパラグアイ戦(2日・札幌ド)とブラジル戦(6日・国立)、キリンカップ2試合(対戦相手は28日午後に発表)を行う予定となっている。

 FIFAランキング首位ブラジルとの一戦は、W杯本大会に向けて世界屈指の強豪と戦える絶好の機会。森保監督は「ホームで勝つための準備をしていきたい。勝つために挑みたいと思っている。その中でブラジル代表という世界のトップを走るチームと対戦する中で、世界で勝っていくためにわれわれができること、さらに伸ばしていくことと、われわれに足りないところを試合を通して選手たちに経験してもらいながら、チーム力が上げられるように、チームのレベルアップができるように試合を振り返ることができれば」と闘志を燃やした。

 その一方、他の試合ではこれまでやってきた戦術の浸透や、オプション的な戦い方のテスト、新戦力の融合など、さまざまな取り組みを行っていく必要がある。

 森保監督は取材対応の場で「最終的に招集メンバーの数は確定させていないが、30人前後の選手を招集させてもらいながら、これまでやってきたチームのコンセプトを全体的に共有するという部分と、チームとして戦い方のシステムなのか攻守のバランスなのかいろいろ考えられるが、チームとして戦う形の幅を広げられるようにチャレンジしていきたい」と説明。「選手も多めに招集させてもらう中で、4試合の中で選手たちにどれだけプレーの時間を与えてあげられるかわからないが、プレーする機会をできるだけ持ってもらって、選手の状態であったり、チームへのフィット具合であったり、お互いの関係であったりを見ていければと思っている。戦術の浸透と、新たな戦い方と、選手を見てみたいということで考えていきたい。6月の4試合と9月の2試合でW杯に突入していくので貴重な機会として、やりたいことをしっかりとやっていきたい」と意気込みを示した。

 最終予選未経験の選手だけでなく、負傷で戦線を離れていたDF冨安健洋(アーセナル)らの復帰にも期待がかかる。森保監督は「彼がプレーできる状態であれば代表招集は考えていきたい。メディカルとも相談しながら、彼の状態を見極めて、招集してはいけない状況であれば招集を見送ることにしたいが、基本的にはプレーできる状態であれば招集の方向で考えていきたい」と前向きに語った。

(取材・文 竹内達也)

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