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大型ストライカーFW中島大嘉「いい準備して2、3点」「世間をざわつかせたい」、U-21代表候補は11日大学選抜戦へ

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FW中島大嘉(札幌)

 U-21日本代表候補合宿は2日目が終了。11日の最終日には大学選抜との試合を行う。FW中島大嘉(札幌)は「いい準備をしてピッチに入れば、2点、3点ゴールは取れる」「ざわつかせたい」と意気込みを語った。

 丸坊主の頭がトレードマークの中島は、高卒2年目で公式戦通算2桁得点の大台に。公約通り坊主終了かと思いきや、今季1シーズンでの2桁得点(現在6得点)に目標を修正。着実に成長の跡を残している。

 その結果がU-21日本代表候補への選出だ。当の本人は「まだ6点しか取っていないので、まだ呼ばれなくても全然不思議じゃないなというのはあった」としつつ「自分の特徴は見せられている。それを評価してもらえれば、呼ばれる可能性はあるかなと思っていた」と自信も覗かせる。「選ばれたと聞いたときには、見てくれているんだなと。自分のストロングは持っている人が少ない。そこを評価してもらえたというのは、すごくうれしい」と喜びを口にした。

 ストロングポイントは188cmの高身長と、高い身体能力によるハイジャンプ、そして高所から繰り出すヘディングシュートだ。今季はそれを安定的に発揮。ターニングポイントはルヴァン杯第2節の柏レイソル戦。2ゴールを頭で決め切った。「タフな試合の中で安定して出せている。メンタルだったり技術的なところも、体のコンディションも、ある程度見せれている」。第3節・北海道コンサドーレ札幌戦でもハイジャンプからヘディングシュート2発をお見舞いしており、中島の代名詞となっている。

 代表活動には徐々に慣れていくようだ。「みんなグループができている。予習を忘れて人の名前とか顔とかわからず来ちゃって、誰が年上で同い年なのかわからなくて…はじめは全員敬語でいくんですけど、あまり馴染めていないかなとも。先輩の人たちも話しかけてくれるので優しいなと思っています」。さらに仲を縮めるために、最終日の大学選抜との試合ではゴールを狙うつもりだという。

 ゴールを決めるのは自分だから、対戦相手はあまり意識はしない。「自分のやるべきことと、できることをしっかり理解して、いい準備をしてピッチに入れば、2点、3点は取れると思っている。大学選抜なので強いとは思うんですけど、日頃からやっていることをしっかりやれば、世間の人たちに注目されるような結果は提供できるかなと。ざわつかせたいなと思っています」。明るいキャラクターと持ち前の得点力に、期待は高まるばかりだ。

(取材・文 石川祐介)
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