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ポイントの一つはカウンター…長友佑都、強国との対戦は「最終予選とは戦い方がまったく変わってくる」

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日本代表DF長友佑都

 約半年後に迫ったカタールW杯本大会。組み合わせも決まり、スペイン、ドイツという強国との対戦も決まった。日本代表DF長友佑都(FC東京)は「最終予選とは戦い方がまったく変わってくる」と感じている。

 6大会連続でW杯出場を決めた日本は、アジアでは強国の一つに数えられる。対戦相手は守備に人数を割いてゴールを守り、日本がいかにしてゴールをこじ開けられるかは試合のカギとなる。しかし、W杯優勝経験のあるスペインやドイツには「ボールを支配され、主導権を握られる時間帯が多くなる」ことが予想される。

 だが、守るだけでは試合には勝てない。勝つためにはゴールが必要となり、強国相手にゴールを奪うためにカウンターは有効になる。「しっかり守備をして、相手が出てきた裏は空いてくる。1対1で負けないとか基本的なことはしっかりやりながら、相手が出てきてカウンターを狙える場面においては、勢いよく出て行けるようなスイッチは自分の中で意識を持ちながら戦いたい」。

 6月シリーズでは前線の柱となるFW大迫勇也は不在。しかし、FW浅野拓磨、FW古橋亨梧、FW前田大然、MF伊東純也とスピード自慢のアタッカーが顔をそろえている。彼らを活かす術をチームとして見出すことができれば、本大会でも大きな武器となるはずだ。

「すごく若くて勢いのあるいい選手もたくさんいる。生かされる選手の方が多いと思うけど、その選手たちをどう生かすかをチームとしても1人1人考えないといけない」

 6月のブラジル、パラグアイ、ガーナらとの対戦でも、アジア最終予選のときのような試合展開にはならないだろう。「自分たちは守備をしながらも、どこでカウンターのスイッチを入れるのか。前線には速いがいるし良い選手がいるので、その選手たちをどう生かすか。状況を見て狙っていくところは常に意識を持ちたい」とイメージを膨らませた。

(取材・文 折戸岳彦)
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